私たち名学館はこれまで、「わかりませんは大歓迎!」というスローガンを自らの理念としてきました。
たとえば「どこがわからないの?」「なんでこの問題が解けないの?」といった言葉は、大人目線からすると何気なく率直なものであっても、多くの子どもたちを委縮させ、学習意欲を低下させてしまいます。そんな問いかけの前にまず、何がわからないのか自分でも分かっていない子どもに対し、素直に「わかりません!」といえる環境を作ってあげること。そして、一つひとつの「わかりません!」を生徒目線で受け止め、一緒に解きほぐしながら「理解できる楽しさ」や「目標達成できる喜び」を実感させてあげること。ここにこそ、子どもの本当のモチベーション向上への鍵があります。
私の四半世紀を超える塾経営の経験から申しあげて、そもそも初めから勉強を好きな子はほとんどいません。そこで大人が強制的に机に向かわせても、「やらされ感」を背負い続けて勉強する子どもには、学業期間のどこかで壁にぶつかる時がやってきます。また長い目でみれば、そうした受身の姿勢で育った子どもは、社会に出ても自分から前向きに仕事に取り組めない「指示待ち族」になってしまうリスクもあるでしょう。
だからこそ、子どもには「わかる楽しさ」を存分に感じてもらい、自発的な学習意欲を育んでいくことが何より重要なのです。大切なお子さまの、自律的で継続的な成長を心からお望みなら。ぜひ、名学館の扉をノックしてみてください。