Z会は、難易度が高めの教材として人気を誇っています。
幼児期から学習の先取りを考えている方も多いと思いますが、Z会の先取りはあまりおすすめしないという感想もよく目にしますよね。
しかし、
「子供の学力が高いから、どうしても先取りの方がいい」
「難関校、できれば中堅以上の学校に進学してほしい」
と考えている家庭もあるでしょう。
そこで今回は、以下のポイントについて解説します。
- Z会を先取りするメリット
- Z会の先取りが失敗する理由
- 先取りする際の注意点
どうしても先取りをしたい方や、興味のある方は参考にしてくださいね。
中学生で難関校を目指している人には、Z会の中学生コースがおすすめです。
Z会中学生コースには、以下のような魅力があります。
- テキストコースとタブレットコースを選択できる
- 将来につながる本質的な学力が身につく
- 難関校合格実績が豊富
- 良質な問題と解説で理解を深められる
シンプルかつわかりやすい教材や添削指導の丁寧なフィードバックは、利用者から非常に高い評価を得ています。
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Z会の中学生コースの利用を迷っている方は、以下記事をご覧ください。
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Z会の先取りが失敗する理由
失敗の原因を年代別に解説していきますが、まずは早生まれ(1月1日~4月1日)と遅生まれ(4月2日以降)の学力について調査した論文をご覧ください。
TIMSS や PISA を用いた実証分析の結果は,相対年齢効果が小学生・中学生・高校生それぞれに頑健に発見され, 同じ学年の最年長者 (4 月 2日生まれ) と最年少者 (4 月 1 日生まれ) の間には,平均して偏差値で 2 から 3 もの学力差があることが明らかになった。 また, この相対年齢効果の大きさが学年が進むにつれて一貫して縮小していくという推定結果は得られなかった。
この部分を簡単にまとめるならば、「早生まれよりも遅生まれの方が学力は高く、年齢が上がっても差は縮まらない」となります。
しかしここで、一旦よく考えてみましょう。
4月1日生まれの子と12月31日生まれの子では、差が約10か月です。
早生まれの子は、学校では既に先取りをしているような状態にあります。
ということは、1学年先の勉強はほとんどの子供にとって難しく、先取りの学習スタイルは合わない可能性が高いということです。
このようなリスクを念頭に置きながら、Z会の先取りが失敗する理由をチェックしていきましょう。
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幼児の場合
Z会の教材は「あと伸び力」といって、数年後または十数年後の伸びる力をサポートする目的の教材であることを公言しています。
特に幼児コースは「体験型教材」となっているため、1学年上のものだと難易度が高く、つまずきやすい内容です。
そのため、本来は先取りに向いている教材ではありません。
この点については、Z会の運営側も注意点としてアナウンスしています。
出典:Z会
Z会「ぺあぜっと」のWeb限定課題を例に、少し考えてみましょう。
これは親子で取り組むもので、遊びながら「観察してみよう」という課題が書かれています。
年中、年長であれば挑戦できそうですが、年少さんの能力を考えると、子供のタイプによっては合わない場合もあるでしょう。
来年から幼稚園スタートするし、今のようには行かないよね、、🤔
ちゃれんじは1年先取りすると決めたけど、
Z会(未定)は、先取りなしでいいかなと思った。たぶんぺあぜっとは年齢相当でやった方が、娘の場合は、よさそう。その分、ワークは余裕ができそう。
先取りばかりでもしんどくなりそうだし、— ゆんゆん👧4y👶2y (@t15_00) November 24, 2021
体験型教材には、その時期に合わせた理解力や発想力が求められるということです。
したがって、理解が追い付かないために先取りが失敗してしまうことになります。
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小学生の場合
先取りで覚えた内容を学校の授業で復習することは、必ずしもいい影響を及ぼすとは限りません。
「もうこの内容はわかっているから……」と油断して、授業を真面目に受けなくなる恐れがあります。
せっかく学力が高くても、授業中の態度があまり良くないと、評価に影響してしまう可能性も否定できません。
また、小学生以上では教材の難易度や学習スピードが年々上がっていきます。
最も注意したいのは、先取りの内容についていけず、下手すると勉強嫌いになってしまう可能性です。
一度勉強が嫌いになってしまうと、「好き」という気持ちへと回復させることは厳しいでしょう。
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中学生・高校生の場合
中学生以降になると、覚えなければならない学習内容がますます増えていきます。
受験に向けて、応用問題に対応する力を養うことも重要です。
そのため、先取りで難しい問題に直面すると同時に、学校の授業でつまずいてしまう場合もあるでしょう。
最悪の場合、保護者が気付かないうちに、子供の負担が増えすぎる可能性があります。
加えて、中学3年生では高校受験という大きな岐路を迎えますよね。
時間も気持ちの余裕もなくなっていくため、受験する年の1年間だけでも先取りはやめておきましょう。
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Z会で先取りをするメリットは?
おすすめできないとはいえ、もちろん先取りが成功すれば、子供の学力を大きく高められます。
まずは、Z会で先取りをするメリットを確認してみましょう。
新しいこと・難しいことを学ぶのが好きになる
Z会の教材は難しめですが、
「この問題が解けるようになりたい!」
「もっと先の学習をしたい!」
という子供のやる気を引き出せる可能性があります。
失敗を恐れないタイプのお子さんは、才能を伸ばしやすいでしょう。
もしそうでなくても、新しいことを学ぶ楽しさや、難しい問題が解けた時の達成感を知ることができれば、学習の意欲が上がっていきます。
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勉強に対する自信を持てるようになる
1学年上の問題にも挑戦できるようになれば、「自分は難しい勉強も平気だ」という自信につながります。
学校の勉強では余裕が生まれるため、つまずいて挫折する心配もなくなるでしょう。
また、テスト順位などを見て周りよりも勉強ができるとわかれば、なおさら嬉しいですよね。
先ほどお話しした「学ぶことが好きになる」ということにも、いい影響を及ぼしていくでしょう。
受験時には有利になりやすい
先取りをするということは、受験の1年前に勉強を終わらせることになります。
すると学校での授業が復習になるため、受験を控えた年には、問題集や過去問に取り組む時間を大幅に増やせるというわけですね。
先取り学習を取り入れる場合は、英語と数学に力を入れることをおすすめします。
なぜならば、この2教科は理解できるようになるまで時間がかかるためです。
受験勉強のスタートが早ければ子供の気持ちにもゆとりができますよね。
半年以降に受験勉強を始める子たちよりも、様々な面で有利になります。
さらに、大学受験や就職活動を念頭においた英検や数検といった検定においても役立つでしょう。
Z会で先取りは可能!注意すべきポイントは?
「デメリットはあるとしても、試してみたい」
「うちの子は頭がいいから、絶対に先取りでいい!」
そのような家庭向けに、先取りする際の注意点をお伝えしておきます。
定着するまで繰り返す
1学年上の学習は身につきにくいばかりか、1年後には忘れているというパターンも考えられます。
そのため1度や2度だけでなく、定着するまで何度も繰り返し学習しましょう。
もちろん、保護者も一緒に学習するなどして子供を支える必要があります。
ただし、過干渉になったり、厳しすぎたりしないよう気を付けてください。
定着したかどうかを確認するためには、数か月後や半年後といったタイミングで、内容を覚えているかチェックすることもおすすめです。
保護者としては手間が増え大変ですが、そのひと手間が子供の支えになります。
子供任せにせず、根気よく向き合ってあげてくださいね。
難しければ、次の学年まで取っておく
何度挑戦しても、問題の意図・解き方が理解できない子も中にはいるでしょう。
その場合にはできる部分だけ先に学んでおき、わからない部分は1年後に取っておくという方法もおすすめします。
無理に理解させようとして、子供が勉強嫌いになってしまうことを防ぐためです。
教材の該当学年になれば、学校の授業と並行しながら、改めてしっかり学び直せるでしょう。
子供がつらそうな時は先取りをやめる
もしお子さんが以下のような状態になってしまった時には、先取りを中止しましょう。
- 学習中につまずくことが多くなった
- 内容を理解できず、つらそうな顔をしている
- 勉強への意欲が下がった
無理して先取りを継続しても、勉強嫌いになってしまっては元も子もありませんよね。
学習の先取りが合わなかった場合には、スポーツや音楽、芸術といった習い事も検討してみましょう。
これらの習い事では、
- 自己肯定感
- 集中力
- 忍耐力や根気
- 創造力
- 立ち直るための力、最後までやり抜く力
などの要素を含む「非認知能力」をしっかり高められます。
社会に出てからより重要となる能力を育てられるため、子供が興味を持った分野があれば、挑戦させてみることもおすすめですよ。
Z会の先取りは、子供の性格や学力に合わせよう
失敗する理由を述べる際にご紹介した論文内では、以下のことも指摘されていました。
誤解がないように明確にしておくと, この論文の発見は早生まれの児童・生徒の知的能力が劣るということではない。 本来ならば生まれ月による学力差はないはずなのに, たまたま早生まれであったがゆえに, ハンディキャップを背負ってしまう児童・生徒がいて, そのハンディキャップが学力差, ひいては最終学歴の差に帰着してしまっているという現実を指摘しているに過ぎない。 この結果から, 幼少期の些細な成績の違いによって勉強ができる, できないという決めつけを行うことの危険性を読み取ってもらいたい。
早期教育が学歴や収入に影響している事実も、確かに存在します。
しかし、幼児期から成績が悪かったとしても焦る必要はありません。
- 幼少期は学習の習慣づけをする
- 通信教材で復習をして、基礎を固める
- 余裕があれば難易度を上げて、思考力や発想力を高める
この3点に気を付けることで、後の応用力にもつながっていくでしょう。
基本的には子供のレベルに合わせて、「やってみたい!」という気持ちを優先させることが大切です。
そのうえで、もっと難しい勉強にも挑戦できそうだと判断した場合には、先取りをして学力や才能を伸ばしてあげられるといいですね。
Z会の先取りに挑戦したい場合には、まずは資料請求をして、お試し体験の教材を申し込んでみましょう。
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