「中学受験の勉強ができる通信教育を知りたい」
「通信教育だけでも中学受験の対策はできるの?」
通信教育を探している方の中には、塾に通わずオンラインで中学受験に備えたい方も多いでしょう。
そこで今回は、中学受験対策ができる通信教育を9つピックアップしてご紹介します。
それぞれの概要や料金と併せて、受講者による口コミもチェックしていきましょう。
※記事内の金額は、全て税込み表記です。
中学受験対策ができるおすすめの通信教育9選
今回は、中学受験の味方となる9つの通信教育をご紹介します。
一覧で簡単に比較したい人は、以下の表を参考にしてくださいね。
レベル | 添削指導 | 個別対応 | 科目数 | 対応学年 | |
進研ゼミ | 最難関 | 〇 | 〇 | 4教科 | 4~6年生 |
スマイルゼミ | 難関も可 (併用が必要) | × | × | 5教科 | 1~6年生 |
Z会 | 最難関 | 〇 | 〇 | 4教科 | 3~6年生 |
東進オンライン学校 | 基礎 | × | × | 4教科 | 1〜6年生 |
すらら | 基礎 | × | 〇 | 5教科 | 無学年 |
RISU算数 | 難関 (併用が必要) | × | × | 算数のみ | 1~6年生 |
進学くらぶ (四谷大塚) | 最難関 | 〇 | 〇 | 4教科 | 4~6年生 |
リトルくらぶ (四谷大塚) | 最難関 | 〇 | 〇 | 4教科 | 1~3年生 |
ピグマキッズくらぶ | 最難関も可 (併用が必要) | 〇 | 〇 | 2教科 | 1~4年生 |
口コミや関連記事も併せてご覧ください。
①進研ゼミ 中学受験講座
出典:https://sho.benesse.co.jp/op/juken/
ベネッセが運営している進研ゼミでは、中学受験に対応しているオプション講座が用意されています。
中学受験に特化しているだけあって、小学校では習わない知識を蓄えることが可能です。
しかし突然難しい問題を出題するのではなく、問題を解くための基礎となる考え方から学習していきます。
【届けられる教材】
- 中学入試授業テキスト
- 中学入試演習ワーク
- 添削問題
- 映像授業
- 暗記教材
レベルが非常に高い問題は、プロの講師が解説する映像授業がセットです。
わかるまで何度も見直すことができるため、じっくり学習できますよ。
さらに魅力的なのが、持ち運べるサイズの暗記教材です。
スキマ時間を利用しながら、中学受験の勉強に勤しむことができます。
進研ゼミ中学受験講座の料金は、以下の通りです。
12ヶ月払いのみ割引が適用されるため、ご注意ください。
進研ゼミ 中学受験講座の口コミ
進研ゼミは、中学受験に向けたコースもあるから、受験生にはおすすめだよ。
出典:@maenoyon2nnt2|https://twitter.com/maenoyon2nnt2/status/1760063568089886765
進研ゼミ中学講座では、丁寧な解説付きで、問題の考え方・解き方を深く理解することが可能です。
ただ進研ゼミでも最終的には保護者のサポートが必須と言えます。
また模試の内容が物足りないため、日能研などの模試を積極的に受けることも必要でしょう。
デメリットもありますが、中学受験における基礎を固めるなら、進研ゼミ中学受験講座はおすすめですよ。
また中学生に上がる前に勉強を取り組みたい方は、小学生から受講可能なので是非チェックしてみてください。
2024年度小学2~6年生の方で 4月号入会の方限定で、4月号の受講費から2,500円割引されます。
さらに2024年の4月号から入会する方対象に、2ヶ月間から受講できるキャンペーンを開催中です。
2ヶ月のみの受講の方も、専用タブレットを返却すればタブレット代金不要で利用可能なので気軽にお試しできるでしょう。
進研ゼミ公式HP
https://sho.benesse.co.jp/
進研ゼミが気になる方は以下の記事をご確認ください。
進研ゼミの口コミはこちら!
➁スマイルゼミ 発展クラス
出典:https://smile-zemi.jp/shogaku/nobiru/
スマイルゼミは、タブレット学習として人気の通信教育です。
標準クラスでは学校の進度に合わせた内容のため、基礎は定着できても中学受験には不向きと言えます。
しかし、発展クラスならば、学校での学習範囲以外の問題も演習可能です。
発展クラスは小学1年生から利用できるオプション講座のため、早めの受験対策ができます。
難問の解き方やポイントは、動画で丁寧に解説してもらえますよ。
また学習習慣を付けられるのはもちろんのこと、高校入試に役立つ力も養うことが可能です。
- 学習の基本となる文章の読解力
- 複雑な問題を解くのに必要な論理的思考力
- 蓄えた知識やデータから答えを出す問題解決力
4月号から始めた場合の支払い額は、以下の表をご覧ください。
スマイルゼミ 発展クラスの口コミ
スマゼミの発展クラスを1ヶ月やってみた感想 ・算数 国語 社会 理科 すべてに発展の出題あり ・毎日4~6ミッションしっかりやれば全クリは余裕 ・発展問題を1回やっただけだと理解は深くない ・難しいミッションは一人だと解けないものあり 結論:親も一緒に取り組もう!
出典:@kotanosuke57|https://twitter.com/kotanosuke57/status/1509399423398576129
スマイルゼミの発展クラスでも、保護者のサポートが必要だという口コミが多く見られます。
学校で習っていない漢字が出題された場合、保護者が書き方などを教える必要があるというわけです。
また共働きで学習のサポートが十分にできない家庭には、負担が増える恐れがあります。
ただし、高校入試まで通用する力を養えるのは、スマイルゼミ発展クラスの強みでしょう。
スマイルゼミ公式HP
https://smile-zemi.jp/
スマイルゼミが気になる方は以下の記事をご確認ください。
スマイルゼミの口コミはこちら
③Z会 中学受験コース
出典:https://www.zkai.co.jp/el/a/
Z会の中学受験コースは、小学3年生から受講可能です。
プランや教科数を指定できるうえに、トータル指導プランであれば学習レベルも指定できます。
そのため、筑駒・武蔵・早稲田といった最難関の中学校にも対応できる点が魅力です。
指導内容は以下3点を中心としています。
- 要点学習:映像授業も利用しながら、重要ポイントを押さえる。
- 演習・答案作成:毎月のテストで、習熟度を把握する。
- 個別学習:質問や相談にも回答し、復習箇所を指示する。
また努力賞や保護者向けの情報配信もあるため、受験に向けてのサポートも万全です。
Z会であれば、通信教育のみでの受験も期待できますよ。
中学受験コースで1教科のみ受講した場合の料金は以下の通りです。
一括払いなら6ヶ月で5%割引、12ヶ月で15%割引となりお得に利用できるでしょう。
Z会 中学受験コースの口コミ
Z会小3中受コース国語。
4、5回目の読解で私も思わず考えてしまう問題があった🤔
うちの息子には結構難しいな…。答えは文章の中にある。あるけど、息子は答えを探す以前の問題。
読書不足もあるけど、経験不足もイタイ。どうやって補っていくかな。。
出典:@TWeFtiOKqz9suRz|https://twitter.com/TWeFtiOKqz9suRz/status/1515643901549608968
Z会は良問揃いの教材として有名ですが、時には大人でも唸るような難しい問題も出題されます。
Z会は受験対策ができる分、教材の中身は非常に難易度が高いです。
難関校を受験したい場合にはおすすめですが、それ以外では子供にとって負担となる恐れもあります。
志望校と子供のレベルをすり合わせながら、本当にZ会が必要かどうかをしっかり見極めましょう。
Z会公式HP
https://www.zkai.co.jp/jr/
Z会が気になる方は以下の記事をご確認ください。
Z会小学生コースの口コミはこちら
④東進オンライン学校
出典:https://www.toshin-online.com/
東進オンライン学校は、算国理社のプロの講師から授業を受けられるオンライン教材です。
お子様の目的とペースに合わせて自由に講座を選択できるため、徹底的に苦手な部分を解消することができます。
また標準の授業向けのカリキュラムだけでなく、小学3年生から始められる演習充実講座で中学受験の基礎学力を底上げできるのも魅力の1つ。
標準と演習充実合わせて4教科で月15回の配信授業を受けれます。
保護者向けのサポートで受講回数などを把握できるようになっており、親子で協力して点数アップを目指せるでしょう。
- 算国理社の専門の先生による面白い授業
- 学習のペースと目的に合わせて講座を組み合わせられる
- 10日間のお試し入会あり
東進オンライン学校の小学3〜6年生の受講料はこちら。
東進オンライン学校の口コミ
昨日から東進オンライン学校小学部の体験開始🙆♀️
私はこういう動画授業は秒で寝落ちするタイプなので、キャッキャ笑いながら見てるのほんとすごい…確かに引き込まれる授業だな。教えると言うか、子供に語りかける感じ。#四谷大塚 #東進オンライン
出典:@nobikoroom|https://twitter.com/nobikoroom/status/1606429360596172801
東進オンライン学校は、全国統一小学生テストでお馴染みの四谷大塚と東進が運営するオンラインスクールです。
誰もが聞いたことのある学習スクールなので、授業内容の充実度は保障されています。
中学受験に必要な基礎学力を身に着けたい方におすすめのスクールです。
10日間の全額返金期間があるので、まずは実際に試してみるのがいいでしょう。
10日間の全額返金保証付き!
東進オンライン学校の公式HPを見る
東進オンライン学校公式HP
https://www.toshin-online.com/
⑤すらら
出典:https://surala.jp/
すららは、無学年式を採用している中学受験に向いている通信教育です。
お子様の進度に合わせて勉強レベルを上げれるので、小学校低学年の内からの先取り学習にうってつけ。
学習の中にゲーム要素が含まれており、楽しく基礎学力をつけることができます。
- 中学受験に備えて基礎学習をどんどん先取り
- 保護者管理画面で学習履歴を細かく確認できる
- プロの塾講師が学習をサポートしてくれる
一人一人の学習履歴をもとに「すららコーチ」と呼ばれるプロの塾講師がお子様の学習カリキュラムを作成・アドバイスしてくれるなど、サポート体制も万全。
ただ難関校受験対策というよりもあくまで基礎学力を支えるカリキュラムが用意されているので、小学校高学年になってからは学習塾のサポートとして利用するのがおすすめです。
塾で勉強して分からなかった点などをすららで潰して、ヌケ・モレを補強することができます。
2022年12月31日までに入会すると、入会費が無料になるキャンペーンも実施中です。
少しでも気になった方は、まずは無料お試し・資料請求をしてみてください。
すららの口コミ
次男は朝からすららで勉強中。 2人であーでもないこーでもないのいいながら線対称の問題を解いてた。 長男の進研ゼミやめる予定だけど、すららにしようかな。すららおもろい。
出典:@nuts_coooooo|https://twitter.com/nuts_coooooo/status/1464749926731026434
すららは、お子様だけでなく保護者様も面白がれるようなゲーム要素が多い通信教材です。
まなぶをサポートする最先端学習システムで、日本教育現場の約2,500校の塾や学校で導入されている実績もあります。
厳しい受験を乗り越えるための力強い味方となる教材ですよ。
⑥RISU算数
出典:https://www.risu-japan.com/
RISU算数は、名称の通り算数に特化した通信教育です。
専用のタブレットを使うため、子供がこっそり遊んだり、気を散らしたりする心配はありません。
RISU算数で学べるのは、以下のような知識です。
- 問題の考え方・基礎
- 算数の応用テクニック
- 中学校で習う解き方
- 受験問題を解くための裏技(受験時の使用は非推奨)
個別指導はないもののフォローアップがあるため、保護者が教えられない環境でも安心して利用できます。
中学受験基礎・応用クラスの利用料金は、基本料(一括33,000円)・利用料とは別途申し込みで、月1,980円です。
※利用料はクリアしたステージ数で変動します。
もし「今月はほとんど学習できなかった……」という状態でも、無駄に料金がかかることはありません。
RISU算数の口コミ
算数が苦手な小学3年生の息子にやらせています。2年生の時に2桁のひっ算でミスがあったり、九九がすらすら言えなくて本人の中で算数に苦手意識が芽生えていたので、克服して自信になればと始めたのがきっかけでした。
タブレット型なので丸付けが自動ですぐに判定されます。親がつきっきりでなくても良いのが有難いです。無学年方式なので、意欲があればどんどん先の学習もできます。今はまだ学年相当ですが、級友よりも少し先を学んでいるので苦手意識はもうないみたいです。
正直、1教科でこの値段かとも思いましたが、計算だけでなく図形問題もある事や塾の送迎の手間を考えれば、我が家には合っていたのかなと思います。出典: https://minhyo.jp/risu-japan
RISU算数はタブレット学習のうえ個別のフォロー体制もあるため、保護者のサポートは最低限で済みます。
また無学年学習ができるため、子供の苦手克服だけでなく自信にもつながるでしょう。
算数だけに特化して学習させたい場合には、非常におすすめの通信教育です。
RISU算数公式HP
https://www.risu-japan.com
RISU算数が気になる方は以下の記事をご確認ください。
RISU算数の口コミはこちら!
⑦四谷大塚 進学くらぶ
出典:https://www.yotsuyaotsuka.com/school/shingaku/
四谷大塚といえば、全国統一小学生テストでお馴染みですね。
中学受験コース「進学くらぶ」は、通塾生たちと同じ教材やカリキュラムで学べるシステムです。
自宅で授業が受けられるため、教室が近くになくても安心して取り組めますよ。
【中学受験コースの教材】
- テキスト「予習シリーズ」
- 授業動画「予習ナビ」
- テスト結果に基づいた解説・演習などを行う「復習ナビ」
- 週テスト
- 高速基礎マスター(デジタルコンテンツ)
教材はテキストだけでなく、自宅のPCやタブレットなどで見られる授業動画もあり非常に丁寧です。
週に一度テストが行われ、答案はファックスで送信した後、Web上で採点結果を閲覧できます。
またテストには4段階のレベルがあり、組分けテストのタイミングでレベルが変動します。
自分の学力に合った内容で学習できるため、子供に負担をかけすぎる心配は要りません。
四谷大塚進学くらぶの料金は、以下をご覧ください。
四谷大塚 進学くらぶの口コミ
マイペースに進めていけた。
理解できない場合、何度も視聴できる
学年相当内容も優しく、取り組みやすい。受験を考えておりもっと上の難度を求めるなら、何かプラスアルファしないと難しい。出典:https://www.jyukunavi.jp/hyouban/blist/k55698.html
進学くらぶの授業動画は、視聴制限がありません。
理解できるまで何度も見て、しっかり定着させることができるというわけです。
子供によって難易度の感じ方は様々ですが、自分で学習計画を立てる練習にもなりますよ。
⑧四谷大塚 リトルくらぶ
出典:https://www.yotsuyaotsuka.com/school/little/
四谷大塚のリトルくらぶは、小学1年生~3年生が対象のクラスです。
中学受験コースは、基本的な教材に加えて作文の添削、習熟度確認テスト(月例テスト)、ホームワークといった内容で構成されています。
低学年で作文の練習ができるのは、非常に魅力的ですよね。
進学くらぶと同様に授業動画があるため理解しやすく、学習の習慣づけにもぴったりです。
また保護者用の解答・解説書が別で付属しており、家庭におけるサポートもしやすいよう工夫されています。
今回は、中学受験コースの料金をご紹介しておきます。
四谷大塚 リトルくらぶの口コミ
毎日の学習習慣が、ホームワークのおかげでつきました!算数と国語、1日1ページずつ。たまに問題数が少なかったり、簡単だったり、クイズみたいだったりと、楽な時もあるので、子どもは嫌がったことはありません。うまく作られています。難易度は様々ですが、ジュニア予習シリーズより難しい問題はないと思います。
出典:https://www.jyukunavi.jp/hyouban/blist/k55679.html
リトルくらぶの問題量は、低学年にとって丁度よく他の習い事や通信教育とも併用しやすいのが特徴です。
内容も解きやすいよう工夫されているため、自ら机に向かうようになります。
中学受験を迷っている家庭は、まずは学力向上コースから試してみてもいいでしょう。
⑨サピックス(SAPIX)ピグマキッズくらぶ
出典:https://www.pigmakidsclub.com/
サピックス自体は、中学受験のための塾として人気です。
大学受験向けには代々木ゼミナールも有名で、知らない人はいないと言っても過言ではありません。
ピグマキッズくらぶは、サピックスが行っている小学1年生~4年生を対象とした通信教育です。
5年生以降の学習には、残念ながら対応していません。
教科は国語・算数のみですが、添削問題は個別指導というメリットがあります。
補助教材も付属しているため、手を動かしながら理解を深めることが可能ですよ。
またピグマキッズの料金は全学年共通で、入会金が11,000円、月会費が5,280円です。
サピックス ピグマキッズくらぶの口コミ
今後の中学受験の勉強内容につながるような問題が多く、通塾の準備としても価値のある内容だと思います。
出典:https://www.jyukunavi.jp/hyouban/blist/k55674.html
一単元の量が多すぎないし、似た問題が続かないので飽きずに毎日取り組むことができます。そのため勉強することが自然と日課になりました。
出典:https://www.jyukunavi.jp/hyouban/blist/k55674.html
ピグマキッズくらぶの口コミは「問題量が丁度いい」「難易度は平均よりも高め」という声が多いです。
そのため中学受験に向けた学習の導入教材としてもおすすめできます。
しかし、一方で以下のような口コミもあります。
妥当な金額だと思うが、もう少し問題の量があってもいいと感じる。
出典:https://www.jyukunavi.jp/hyouban/blist/k55674.html
子供の学力やモチベーションが高いと、内容が物足りなく感じてしまう人もいるようです。
もう少し量を増やしたい場合は、市販の問題集を購入したり、塾や他の通信教育との併用などを検討したりする方がいいでしょう。
中学受験対策に向けた通信教育の選び方
通信教育を選ぼうと公式サイトを見比べていても、どれがいいのか悩んでしまいますよね。
候補を絞る際には、以下3つのポイントを意識してみましょう。
- 志望校のタイプ・レベルに合わせる
- 添削サービスやサポートの希望
- 対応している科目数
それぞれ詳しく解説していきます。
①志望校のタイプ・レベルに合わせる
まずは、受験しようとしている中学校が、私立・国立(国立大学附属)・中高一貫のどれに当てはまるかをチェックしてください。
私立・国立の難関校では、学校での学習内容では解けない問題が出題されます。
中学受験用の学習や、志望校の過去問演習を積み重ねることが大切です。
以下で受験形態の一例をご紹介しますので、受験対策の参考にしてくださいね。
- 4科目入試(国語・算数・理科・社会)
- 2科目入試(基本的には国語・算数)
- 算数1科目入試
- 英語入試
- 適性検査
また、中高一貫校では、面接や調査書(内申点)に加えて作文が加わる場合もあります。
普段から読書の癖をつけ、文章を書く練習も忘れないようにしましょう。
②添削サービスやサポートの希望
通信教育は価格帯も幅広いですが、費用の安い教材は、講師のサポートが受けられない場合も多いです。
添削指導や個別指導を希望している場合は、それなりに費用がかかると考えておきましょう。
加えて、難関中学の受験対策では、「わからないところは学校の先生に聞く」という方法が通用しない可能性もあります。
家庭でのサポートに自信がない人は、進研ゼミのように、個別対応も行っている通信教育を選ぶのがおすすめですよ。
③対応している科目数
通信教育の中でも、入試科目の全てをカバーできる教材と、1~2教科のみ対象である教材があります。
全体的な得点アップを目指すためには、対応科目数が多い通信教育を選びましょう。
ただし、以下に当てはまる場合は、苦手科目にフォーカスできる教材を選ぶのもよいですね。
- 子供の基礎学力が高い
- 苦手分野の克服を目的としている
- 塾との併用を考えている
中学受験対策はいつからすべき?
中学受験対策は、小学3年生の2月頃に始めるのがベスト。
進学塾などで中学受験の準備を始めるのがその1年後だからです。
もっと詳しく説明すると、小学4年生の2月頃から受験勉強を始めた場合、進級と同時に学校授業の難易度が上がり、学習量も増えていくため負担が大きいというわけです。
小学4年生になる前に中学受験対策を始めておけば、学校の授業とも並行して学習に取り組めます。
1年間の差は、非常に大きいものです。
中学受験を視野に入れている家庭は、1年早めの対策をおすすめします。
超難関を目指すなら低学年から始めるのもアリ
もし超難関私立中学を受験させたい場合は、小学1年生からの対策を行っておくのもよいでしょう。
小学1年生のうちはほとんどの学校では学習の習慣付けを目的としているため、学習内容はさほど多くありません。
覚えることが少ないうちから少しずつ応用・発展問題に触れておけば、基礎学力を着実に上げられます。
ただし低学年の間は外遊びや工作といった面で、人付き合いや感性などを学び育てることも非常に大切です。
座学に縛り付けすぎると、心身の成長に逆効果となってしまう場合もあるため、子供の様子を見ながら慎重に受験対策を行いましょう。
中学受験は通信教育のみでも大丈夫?
私立・国立の中学受験では、学校のレベルが上がるにつれて、小学校で学習しない解き方を求められる場合が多くなります。
そのため、難関校の受験は、通信教育のみで臨むのは厳しいでしょう。
一方、難関とまではいかない中学校であれば、レベルによっては通信教育のみでも受験対策ができます。
難関校の場合はプラスαが必要
難関の中学校で出題される問題は、非常に難易度が高いです。
通信教育と併せて、問題集や過去問の購入は必須でしょう。
大学受験と同じように、学校ごとにある程度の出題傾向があります。
過去問の演習をしっかり行っておくことで、点数アップに繋げることが可能です。
また場合によっては通塾も検討する必要があります。
通信教育と塾それぞれのメリット・デメリットは、後ほど詳しく解説します。
中高一貫校は表現力・記述力も大切
中高一貫校の受験では、作文を課される場合も多いです。
表現力や記述力を高めるには、まず読書を習慣付ける必要があります。
そのうえで、実際に原稿用紙を用いて感想文などを書く練習をしておくことも大切です。
受験前に急いで身に付けることは難しいため、早めの対策を心掛けておきましょう。
通信教育と塾の違い
では、通信教育と塾ではどこが異なるのでしょうか。
費用の違いやメリット・デメリットを、以下の表にまとめました。
塾 | 通信教育 | |
---|---|---|
平均費用(年間) |
約250,000円 | 約45,000円 |
入会金 | 1~3万円 | ほとんどの場合不要 |
メリット |
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デメリット |
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通信教育は塾に比べて低コスト、かつ好きなタイミングで学習できるメリットが大きいです。
子供の学習にあまりお金をかけられない場合や習い事などで既に時間がない場合は、通信教育が向いています。
一方、塾では講師に直接質問でき、理解できない部分をその場で解決させることが可能です。
また教室に行く必要があるため、子供が飽きて学習しなくなるリスクもありません。
子供の性格や習い事などのスケジュールに合わせてよく検討しましょう。
中学受験対策に通信教育をうまく利用しよう!
中学受験対策は、通信教育だけで乗り切るのは少々ハードルが高いです。
塾が難しければ単科受講ができる通信教育などを用いて、しっかり苦手克服と学力向上を目指しましょう。
子供の学力や性格に合った教材を見つけるためには、ぜひ資料請求を活用してくださいね。