高校受験向けの通信教育は、「塾なし合格」を目指すご家庭でも人気の学習手段。
近年では、タブレットに対応したり講義動画が見られる教材が多く、自宅でも十分に受験対策できます。
サービス充実度がアップした反面、何を基準に選ぶべきか悩む方も多いのではないでしょうか。
通信教育は数ヶ月〜年単位で続けることが一般的なため、料金面のチェックも欠かせません。
今回は、高校受験向け通信教育のおすすめ教材を7選ランキング形式で紹介。
比較表で迷った時は、特徴別の解説をチェックすると、スムーズに決められます。
高校受験対策に強い通信教育を選んで、お子さまの志望校合格をサポートしましょう。
【高校受験対策に特におすすめの通信教育は進研ゼミとZ会!】
<おすすめポイント>
- 自宅から受験できる「全国規模の模試」あり
- 志望校合格から逆算して教材をパーソナル化!
- 内申点対策にも配慮した動画授業
- タブレット・紙の2種類コースを選べる
高校受験に最もおすすめな通信教育は、進研ゼミ中学講座(デジタルチャレンジ)です。
中学3年生の教材は、入試と内申点対策の2本立てで進行するのが特徴。
特に「全国規模の模試」や「志望校レベルに合わせた教材」は塾に負けないほど充実しています。
また月1回ほど合格戦略セミナー動画を展開しているため、情報収集面でも安心です。
オンラインライブ授業も活用すれば、自宅学習のみでも十分に志望校合格を目指せるでしょう。
これから高校受験対策をはじめるなら、進研ゼミ中学講座の利用をおすすめします。
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↑第1・第2志望校合格率98.4%!↑
高校受験向けの通信教育一覧・比較表
高校受験向けの通信教育の中から、厳選した7つのサービスを一覧表にまとめて比較しました。
通信教育名 | 対応科目 | レベル | 入試対策 | 模試の有無 | 料金 | 特徴 |
進研ゼミ中学講座(デジタルチャレンジ) | 5教科 実技4教科 | 標準〜最難関 | ◎ | ◯ | 【中学1年生】 オリジナルスタイル:5,980円/月〜 | 模試や講義動画までオールマイティ。 |
スマイルゼミ | 5教科 実技4教科 | 標準〜難関 | ◎ | ◯ | 【中学1年生】標準クラス:7,480円/月〜 | 定期テスト・入試対策どちらにも強い。 |
Z会(高校受験コース) | 5教科 | 難関〜最難関 | ◎ | ◯ | 【中学1年生】 5教科セット受講:8,514円/月〜 | 最難関国立・私立に特化。 |
東進オンライン学校 | 5教科 | 標準〜やや難関 | ◯ | × | 【中学1~3年生】 3,278円/月〜 | 全教科総合的に点数を伸ばせる。 |
スタディサプリ | 5教科 | 標準〜難関 | ◯ | × | 【中学1〜3年生】 ベーシックコース:2,178円/月〜 | 1万問以上の豊富な演習問題。 |
ポピー | 5教科 | 基本〜標準 | ◯ | × | 【中学1年生】 中学ポピー:4,800円/月 | 内申点対策に最適。 |
学研 | 3教科 (英国数) | 基本〜標準 | △ | ◯ | 【中学1年生】 中学生コース:18,150円/月 | 伝統的な添削指導が高品質。 |
通信教育を選ぶ際は、料金だけでなく学習内容やサポート体制もチェックしておきましょう。
高校受験におすすめの通信教育ランキング7選【口コミあり】
ここでは、高校受験におすすめの通信教育をランキング形式で紹介します。
順位 | 通信教育名 | 特徴 | 資料お申し込み(公式URL) |
1位 | 進研ゼミ中学講座 (デジタルチャレンジ) | オールマイティな教材。 全国規模の模試あり。 | https://chu.benesse.co.jp/ |
2位 | スマイルゼミ | 教材は「5教科+実技4教科」。 内申点対策も万全。 | https://smile-zemi.jp/ |
3位 | 東進オンライン学校 | 全教科総合的に点数を伸ばせる。 英検対策もあり。 | https://www.toshin-online.com/ |
4位 | Z会 (高校受験コース) | 最難関国立・私立特化コースあり。 ライバルと差をつける受験対策。 | https://www.zkai.co.jp/jr/ |
5位 | スタディサプリ | 1万問以上の豊富な演習問題。 短い講義動画も好評。 | https://studysapuri.jp/course/junior/ |
6位 | ポピー | 教科書に準拠した教材。 定期テスト・入試対策を並行できる。 | https://www.popy.jp/chugaku/ |
7位 | 学研 | 通信教育でありながら完全担任生。 英数国のみ対応。 | https://www.889100.com/nen/chugaku/course.html |
通信教育ごとに特徴をつかんで、お子さまに最適な教材を選びましょう。
1位:進研ゼミ中学講座(デジタルチャレンジ)
出典:進研ゼミ中学講座公式
科目 | 5教科+実技4教科対応 |
教材の種類 |
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コース |
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料金(税込) |
※12ヶ月一括払いの金額を、12分割で再計算した金額。 |
無料体験教材 | ◯ |
進研ゼミ中学講座はベネッセが提供する通信教育で、第一志望校合格率が約90%を誇ります。
「やり切れる通信教育」をテーマに掲げており、効率よく苦手を克服できるのが魅力です。
定期的に実施される全国規模の実力テストを通して、学習の理解度を把握しながら勉強に取り組めます。
進研ゼミでは、つまづきの原因をAIが分析して、理解度に合わせた個別学習プランを提供。
一人ひとり志望校に合わせた教材で学習できるため、学力レベルに関わらず利用できます。
またオンラインライブ授業にも対応しており、わからない箇所をすぐに質問できる機会があるのも安心です。
中学生向け教材の中でも、多くの受験生におすすめできる優秀な通信教育です。
\中学校3年間で塾よりも約76万円お得!/
進研ゼミ公式HP
https://sho.benesse.co.jp/
2位:スマイルゼミ
出典: スマイルゼミ公式
科目 | 5教科+実技4教科対応 |
教材の種類 | タブレット |
コース | 標準クラス、特進クラス |
料金(税込) | 【中学2年生】
【中学3年生】
|
無料体験教材 | ◯ |
スマイルゼミは、9教科全ての学習に対応している中学生向け通信教育です。
高校受験で大切な「内申点」を逃さないために、実技4教科の講座も充実しています。
以下のわかりやすい教材を用いて、日々の学習をサポート。
- 自分で動かせるアニメーション教材
- 専門の講師が丁寧に解説する映像授業
自分の学力にぴったりの入試対策問題で対策できるため、学力に関わらず利用できます。
成績優秀な受験生は、応用問題・難問への対策に強い「特進クラス」を選べば、難関高合格に必要な学力を十分につけられるでしょう。
内申点・入試の両面から広く対策したい中学生におすすめの通信教育です。
スマイルゼミ公式HP
https://smile-zemi.jp/chugaku/
3位:Z会(高校受験コース)
出典:Z会公式
科目 | 5教科 |
教材の種類 | タブレット(中学生タブレットコース) 紙(テキストコース) |
コース | 進学クラス、特進クラス、専科作文、専科入試特訓 |
料金 | 【中学生タブレットコース:5教科セット】
【中学生タブレットコース:単科】
|
無料体験教材 | △ (テキストコースのみ教材見本あり) |
基礎から難関高校レベルまで、幅広い学力の中学生におすすめできるZ会の通信教育。
受験生はZ会で受けられる以下のサービスを利用すると、つまずき・理解の浅いポイントを効率良く把握できます。
- AIによる苦手問題の分析・出題
- 添削サービスの「考えるプロセス」指導
(記述問題・途中式など)
Z会は「添削指導が細やかでよい」と、保護者やお子さまからも好評です。
中学3年間の全単元から好きに選んで受講できる「オープンカリキュラム」も特徴のひとつ。
自由度の高い先取り・さかのぼり学習も取り入れれば、高校受験までに苦手ゼロを目指せるでしょう。
また「オンライン難関攻略ゼミ」では、得点に差をつけられる問題に特化した授業も受講可能です。
東大をはじめとする最難関大学在学・卒業の精鋭が、コーチとして指導してくれます。
難関高校受験を考える中学生には、特におすすめしたい通信教育です。
Z会公式HP
https://www.zkai.co.jp/jr/
4位:東進オンライン学校(中学部)
出典:東進オンライン学校公式
科目 | 5教科 |
教材の種類 | タブレット、スマートフォン、PC |
コース | なし |
料金(税込) | 【ひと月あたり】
【一年間】
|
無料体験 | ◯(10日間のお試し入会) |
東進オンライン学校中学部は、全教科総合的に点数を伸ばせる中学生向け通信教育です。
英語学習は、ネイティブと日本人のダブル講師体制で話す・聞く力を育てます。
数学学習は、難しい概念はアニメーションを使ってわかりやすく解説してくれるので、考える力を引き出してくれます。
授業後の確認テスト・月に1度の月例テストがあり、勉強した内容が定着しやすいのが推しポイントです。
- 中学の英語・数学全範囲をいつでも学べる
- 理解と定着を目指すテストで身につく学習
高校受験のために、基礎学力を高めたい中学生におすすめの通信教育です。
10日間のお試し期間があるので、まずは公式サイトをチェックしてみてください。
10日間のお試し期間あり!
東進オンライン学校の公式HPをみる
東進オンライン学校公式HP
https://www.toshin-online.com/
5位:スタディサプリ
出典:スタディサプリ公式
科目 | 5教科 |
教材の種類 | タブレット、紙 |
料金 | 【ベーシックコース】 月々:2,178円/月 →12ヶ月一括払いなら実質「1,815円/月」でお得!【個別指導コース】 10,780円/月 |
コース | ベーシックコース 個別指導コース |
無料体験教材 | ◯ |
スタディサプリ中学講座はリクルートによる通信教育アプリで、受験対策に特化したサービスが充実しています。
- 受験対策実践講座:得点力アップに特化した入試問題対策
- 徹底暗記マスター:英単語や理科社会の頻出用語対策
- 個別指導コース:専任コーチによる受験勉強サポート
特におすすめなのが、有料オプション「個別指導コース」の活用です。
勉強スケジュール管理や理解度チェックテストを受けられるので、効率よく受験勉強を進められるでしょう。
またスタディサプリの講義動画は、通常50分かかる授業を、経験豊富な講師が5分まで短縮して解説。
スキマ時間に見やすく、わかりやすいことが特徴です。
個別指導付きの通信教育で、効率よく志望校合格を目指したい中学生は、スタディサプリをおすすめします。
スタディサプリ公式HP
https://studysapuri.jp
6位:ポピー
出典:ポピー公式
科目 | 5教科 |
教材の種類 | 紙、タブレット(オンライン英語帳) |
料金 | 【中学ポピー】
|
コース | 中学ポピー |
無料体験教材 | ◯ |
ポピーは、幼児〜中学生まで学年別に教材を展開している子供向け通信教育です。
1番の特徴は「FRESTA」と呼ばれる独自教材。
教科書に沿って作られているため、学校の授業に合わせて予習や復習をスムーズに行えます。
また中学3年生からは、入試対策用教材も充実しており、高校受験対策としても使えるでしょう。
- 合格へのスタート模擬テスト
- 合格への入試対策テキスト
- 入試対策特別号テキスト①〜③
これらの教材はFRESTAとは別冊で届くので、学校と受験の勉強をバランスよく進められます。
また、教材の解説を読んでもわからない時は「学習相談サービス」を利用可能です。
各教科専門の先生にいつでも相談できるので、学校の勉強と受験対策の両立にぴったりでしょう。
中学ポピー公式HP
https://www.popy.jp/chugaku/
7位:学研
出典:学研公式
科目 | 3教科(英国数) |
教材の種類 | 紙 |
料金 | 【中学生コース】
|
コース | 中学生コース |
無料体験教材 | ◯ |
学習塾から派生した学研の通信教育は、「なぜそうなるのか」を重視した学習方針が特徴。
入会時には、学習到達度のわかる診断テストをおこないます。
学年の枠にこだわらない先取り・さかのぼり学習に対応しているため、志望校合格に向けて効率良く学力定着を図れるでしょう。
またFAXで質問できるサービスや、丁寧な添削指導が好評です。
課題を提出するとポイントがもらえる仕組みで、継続してコツコツ貯めれば、プレゼントと交換できます。
学研ならではのサポートで、志望校合格に必要な基礎から固めたい中学生にぴったりの通信教育でしょう。
【目的別】高校受験に人気の通信教育
ここでは、目的別に高校受験向けのおすすめ通信教育を紹介します。
- 部活と両立:進研ゼミ中学講座(デジタルチャレンジ)
- 難関高校受験:Z会
- 安い料金で高校生まで継続:スタディサプリ
- レベル別高校受験対策:スマイルゼミ
- 定期テスト対策も一緒に:ポピー
- マンツーマン指導あり:学研の通信教育
- タブレットで利便性アップ:進研ゼミ中学講座(デジタルチャレンジ)
気になるものは、資料や無料体験教材で比較してみましょう。
部活と両立して高校受験対策「進研ゼミ中学講座(デジタルチャレンジ)」
出典:進研ゼミ中学講座公式
部活と両立して高校受験対策するなら「進研ゼミ中学講座(デジタルチャレンジ)」をおすすめします。
一人ひとりの目標や、学習ペースにフィットする個別の学習プランが特徴。
無理なく続けられるため、文武に忙しい多くの中学生が利用しています。
また全国規模の模試では、苦手分野を把握できるので、今1番勉強が必要な教科や単元がわかります。
志望校合格に向けて、効率よく得点アップできるでしょう。
なお、進研ゼミでは中学1年から高校受験を意識した学習も可能です。
部活と受験対策を両立させたい中学生には、最もおすすめの通信教育と言えるでしょう。
進研ゼミ公式HP
https://sho.benesse.co.jp/
難関高校受験する中学生には「Z会」
出典:Z会公式
難関高校受験対策には、ハイレベルな学習コースが魅力の「Z会」がおすすめです。
2種類あるテキストコースのうち「特進クラス」なら、最難関国公立・私立高校受験に向けてしっかり備えられます。
進学クラス |
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特進クラス |
|
また中学3年向けに、個別添削指導つきの「専科 入試特訓コース」を提供。
主要5教科から必要な科目のみ受講できるので、本番に向けて自信をつけたい受験生にぴったりです。
このように難関高校合格対策が充実しているため、上位校以上が本命の中学生にはおすすめの通信教育でしょう。
Z会公式HP
https://www.zkai.co.jp/jr/
安い料金で高校生まで続けるなら「スタディサプリ」
出典:スタディサプリ公式
通信教育を安い料金で、高校生まで続けるなら「スタディサプリ」が最適。
スタディサプリは税込月額2,178円のため、今回紹介した通信教育の中でも最も安いです。
低料金ながら学習サービスが充実していますので、価格以上の学習効果を得られるでしょう。
- 定期テスト対策
- 入試対策
- 1万問以上の問題演習
またスタディサプリには。個別指導コースも選べます。
担当コーチ・サポーターのもと、スケジュール管理や理解度チェックテストを受けられるため、中だるみせずに続けられるでしょう。
受験後の高校生活も考えて、低予算から学習習慣を身につけたい中学生に向いています。
スタディサプリ公式HP
https://studysapuri.jp
レベル別の高校受験対策「スマイルゼミ」
出典: スマイルゼミ公式
レベル別の高校受験対策をしたいなら「スマイルゼミ」がおすすめです。
スマイルゼミのコースは大きく2つのレベルに分かれており、志望校のレベルにあった受験対策ができます。
標準クラス |
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特進クラス |
|
また、自分専用のカリキュラムで学習できるので、勉強が苦手な受験生も安心です。
学習理解度は教科ごとに細かく判定されるため、レベルに合った問題と徹底的に向き合えます。
スマイルゼミの教材なら、勉強が苦手なお子さまの実力も引き上げてくれるでしょう。
実力にあった受験対策がしたい中学生には、おすすめできる通信教育です。
スマイルゼミ公式HP
https://smile-zemi.jp/chugaku/
中学生に定期テスト対策もかねる「ポピー」
出典:ポピー公式
定期テスト対策も兼ねた通信教育を受けたいなら「ポピー」がおすすめです。
ポピーでは、定期テストの時期に合わせて「定期テスト対策予想問題集」が届きます。
9教科の定期テスト対策に対応しているため、中学校で良い評定を目指せるでしょう。
また暗記ブック「おえるモード」は、教科ごとに重要ポイントがまとまっているので、定期テスト前の暗記学習に最適です。
また学校の勉強用教材とは別で、入試対策用の教材ももらえます。
定期テスト対策を中心に受験と両立させたい中学生には、おすすめの通信教育です。
中学ポピー公式HP
https://www.popy.jp/chugaku/
マンツーマン指導つき「学研」
出典:学研公式-通信講座
マンツーマン指導を受けたい中学生には「学研」がおすすめです。
学研では、完全担任制を設けており個々の習熟度に合わせた指導を月2回行います。
子どもの学習意欲を高め継続するサポートをしてくれます。
また国数英いずれの教科を組み合わせても、もれなく添削指導付き。
- 数学・国語
- 数学・英語
- 数学・国語・英語
- 英語のみ
塾のように的確な学習アドバイスをもらえるのは、大きなメリットです。
なお学研は通信教育でも、保護者とのコミュニケーションも密にとってくれます。
主要3教科のみですが、マンツーマン並の徹底したサポートを受けたい方にぴったりでしょう。
タブレット学習・利便性重視なら「進研ゼミ中学講座(デジタルチャレンジ)」
出典:進研ゼミ中学講座公式
タブレット学習など利便性重視の中学生には「進研ゼミ中学講座」がおすすめです。
進研ゼミ中学講座は、タブレット教材「デジタルチャレンジ」で学習できるようになりました。
デジタルチャレンジでは、以下のサービスを提供しています。
- 理解度やスケジュールに合った個別プランの自動生成
- レベルに応じた問題をAIが自動出題
- 定期テスト予想問題集の提供
- オンラインライブ授業
- 英単語アプリ
- 個別にカスタマイズされた「受験レッスン」
タブレットで学べる内容が非常に充実しているため、時間や場所を選ばず自分のペースで学習が可能です。
また紙のテキストと同様に、デジタルチャレンジも赤ペン先生による添削指導付き。
オンラインで提出後、約3日でネット返却されるため、スムーズに実力をチェックできます。
利便性のよいタブレット教材をメインに、こつこつ勉強したい受験生にはおすすめの通信教育です。
進研ゼミ公式HP
https://sho.benesse.co.jp/
高校受験の現状|昔と今の違い
公立高校の入試制度は、昔と今で方針が大きく変化したため、以下の違いが出ています。
2000年以前 | 2000年以後 | |
入試の方針 | 受験のチャンスは複数回あり | 日程を一本化して機会は1回 |
入試日程/方式 | 学校推薦型「推薦入試」 学力検査による「一般入試」 →推薦と一般で別日程 | 自己推薦型「推薦入試(前期入試)」 学力検査による「一般入試(後期入試)」 →推薦と一般で同一日程 |
選抜方法 | 推薦入試:調査書、小論文・面接等 一般入試:共通の学力検査 | 推薦入試:面接、グループ討論・スピーチ等 一般入試:学校独自の学力検査 →選抜方法が多様化 |
※参考:ベネッセ教育情報サイト
今の高校受験は「学校ごとの試験多様化」がトレンドです。
2000年代以前は各都道府県で共通の試験問題を使っていたため、上位校ほど学力を正確に測れない問題がありました。
ケアレスミスだけで差がつかないよう、現在特定の学校では独自の入試問題を用いて試験が行われています。
また多くの都道府県で学区が撤廃されたため、受験できる高校の選択肢も広がりました。
現在の高校受験は昔の常識が通用しないため、時代に合わせた受験対策を心がけましょう。
高校受験向け通信教育の値段・相場
多くの通信教育では主要コースが5,000円〜8,000円前後のため、おおよその予算として覚えておきましょう。
当記事で紹介した高校受験向け通信教育の料金は、月額約2,000円〜約15,000円と価格差があります。
値段の違いはサービス内容と関連していますので、料金以外の要素も比較が必要です。
(詳細は「高校受験向け通信教育の選び方」をチェック。)
また一昔前よりも、通信教育の値段は上昇傾向にあります。
合わせて学年に比例して料金が高くなるケースが多いため、お得に始めるなら「12ヶ月一括払い」などの利用も検討してみてください。
高校受験向け通信教育の選び方
高校受験向け通信教育の選び方について、以下の項目を解説します。
お子さまの学力を基準に、選び方のポイントをチェックしておきましょう。
志望校のレベルや目的・難易度に合っているか
まず大切なのは、志望校のレベルや目的・難易度に合っている教材を選ぶことです。
通信教育は「普段の授業をサポートメイン」から「本格的な高校受験対策中心」の教材まで、様々なコースを提供しています。
高校受験対策をきっかけに通信教育をはじめるなら、入試対策に強い教材が最適です。
また同じ通信教育でもコースによって、問題の難易度(対応偏差値)が変わります。
志望校に合わせて難しい教材を選んでしまうと、受験勉強に挫折する原因になることも。
無理なく続けるためにも、模試の結果を参考に、実力に合ったレベルの教材からのスタートをおすすめします。
添削指導などの受験サポート体制
添削指導など、受験サポート体制が整っているかもチェックしておきたいところ。
通信教育は、塾と違って「わからないことをその場で質問できない」ことがデメリット。
受験のプロによる指導で、受講者の悩みを定期的に解決できる手段があるかが重要です。
- 添削指導ができるか
- 質問対応ができるか
- 志望校に適した入試対策を実施しているか
これらのサポートの有無をチェックの上、通信教育で志望校合格に近づける通信教育をえらびましょう。
体験教材でお子さま自身との相性を確認
通信教育を選ぶ際は、体験教材を使ってお子さまとの相性を確認しておきましょう。
ネットでの情報や口コミは参考になりますが、実際にやってみないとわからない部分があるのも事実です。
- 学習の進めやすさ
- 解説のわかりやすさ・充実度
- お子様との相性
なお、本記事で厳選した通信教育は全て無料の体験教材を出しており、実際の学習内容を体感できます。
良し悪しを見極めるためにも、資料・無料教材は複数取り寄せて、親子で納得のいく教材を選びましょう。
通信教育が続かない?続けるコツを紹介
高校受験を控える中学生が、通信教育を続けるコツを2つ紹介します。
自主性を見守りながら、お子さまの受験勉強をサポートしましょう。
高校受験の勉強はルーティーン化する
高校受験の勉強は、ルーティーン化で継続しやすくなります。
中学生は部活や行事が忙しいと、勉強を全くしなくなったり両立が難しい時期もあるでしょう。
限られた時間をやりくりするには、勉強時間を1日のスケジュールへ事前に組み込むことをおすすめします。
以下のように、何かしらの行動と勉強する時間をセットで決めると習慣づけしやすいです。
- 朝30分早く起き朝食まで勉強する。
- 部活後1時間は図書館で勉強し帰宅する。
- 就寝前の30分は単語帳で勉強する。
勉強のタイミングが決まっているので、「先のばししたい」と悩む時間がなくなり、スピーディーに取り組めます。
また開始〜終了の時間が明確な分、集中しやすいのも大きなメリットです。
このように事前に勉強時間を決めておき、習慣化させることで継続して勉強できるでしょう。
平均勉強時間を目安に勉強量を少しずつ増やす
自分ルールをやめて、中学生の平均勉強時間に合わせて勉強量を増やすのもおすすめです。
中学1年〜3年夏まで |
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中学3年秋以降 |
|
勉強量を増やすタイミングとしては、受験生になる前の中学1〜2年生のうちから取り組めるとベスト。
ただし、いきなり1日中勉強してしまうと挫折しやすくなるため、一気に勉強量を増やすのは逆効果です。
まずは、30分だけなど短い時間から勉強をはじめて、徐々に勉強量を増やしましょう。
高校受験が本格化する中学3年生の秋以降、最終的に「倍の勉強時間」になるよう目指してください。
塾なし・通信教育のみの高校受験は「スケジュール管理」に注意
塾に通わず通信教育のみで高校受験を成功させるには、中学3年間のスケジュール管理が重要です。
国語・数学・英語の主要3教科は、中学2年生の夏を目安に受験勉強を始めましょう。
時期 | 勉強方針 | 具体的な勉強内容 |
中1〜中2の夏まで | 授業内容の理解が最優先。 定期テストで学習理解度をチェックして、都度苦手つぶし。 | 授業の予習と復習が中心。 |
中2夏〜中2学年末 | 引き続き、定期テスト対策を中心に。 英数国は、先取り学習を始める。 | 授業の予習復習をしっかりと。 問題集・通信教育を活用して、英数国の入試対策を先行スタート。 |
中3(1学期) | 定期テスト対策で内申点をかせぐ。 志望校を決めて学力のギャップを把握。 | 進学塾や通信教育の模試を受験。 1〜2ヶ月の頻度で学力の変化をチェック。 |
中3(2学期) | 授業中心の学習から切り替え、受験対策を本格化。 | 問題集・過去問で繰り返し問題演習。 |
中3(3学期) | 中学3年間の総復習で受験勉強の仕上げ。 | 過去に解いて間違えた問題の復習中心。 本番と同じ時間内で解く練習も実施。 |
中学3年生の秋になると部活の時間を全て勉強に当てられますが、他のライバルも同じです。
特に通信教育は、塾のように強制的に勉強する環境がありません。
そのため周りが勉強しはじめる中学3年生夏までは、勉強するモチベーションの自主的な管理が必要です。
例えばZ会中学コースでは、学習アプリ内に「スケジュール機能」が備わっており、学習計画をスムーズに立てられます。
ゼロから考えてスケジュールを組むのは難しいため、中学生向け通信教育のサポートを使うと良いでしょう。
難しい場合は通信教育と塾を併用
通信教育のみで難しいと感じる場合は、塾も併用しましょう。
ベネッセの調査によると、塾なしで高校受験に挑む割合は約4割ほどで、多くの中学生が何らかの形で塾を利用しています。
(参考:ベネッセ教育研究所「第3回 学校外教育活動に関する調査 2017(データブック)」)
半数以上の中学生が通信教育以外も利用していることから、学力が伸びない場合は別のアプローチが必要です。
通信教育のみで解決しづらい苦手分野の克服には、塾の併用がぴったりです。
日頃は通信教育を中心に対策して、塾は「夏期講習」「冬期講習」などの長期休みで使うと効果的でしょう。
コストを抑えながら効率よく入試対策を進められるので、多くの中学生におすすめの活用方法です。
高校受験と通信教育でよくあるQ&A
ここでは、高校受験でよくあるQ&Aについて解説します。
通信教育で効率よく受験勉強するためにも、上記項目を事前にチェックしておきましょう。
模試の点数が上がらない。どうすればいい?
結果が模試の点数に現れない時は、苦手教科の中でも「特に弱点の部分」を具体的に見つけて対策しましょう。
原因を探るおすすめの方法は、模試結果の活用です。
特に進学塾や通信教育が開催する模試では、解答率を問題形式ごとに数値化しています。
点数アップのために、必要な勉強をピンポイントで把握できるのが大きな魅力です。
苦手科目を重点的に対策すれば、模試の成績向上が見込めるでしょう。
高校受験対策は何から始めるといいですか?英語と数学で迷ってます。
高校受験対策を何から始めるか迷ったら、まずは目標の志望校から決めましょう。
目標があいまいな状態で勉強しても、何をどれだけやればいいかわからないので、モチベーションも上がりません。
志望校が決まっていれば実力とのギャップを洗い出せるので、優先的に勉強が必要なのが「英語」か「数学」なのがわかります。
高校受験のゴールは、志望校に合格すること。
行きたい学校を決めつつ、模試で今の学力を把握して、苦手教科の克服を効率よく始めましょう。
高校受験の通信教育はいつから始めるべき?3年生だと遅い?
高校受験対策メインの通信教育は、中学3年生から初めても遅くはないです。
ただし、中学1〜2年生のうちからコツコツ通信教育をはじめた方が効果的でしょう。
受験勉強に挫折する原因として、習慣がない状態から学習をスタートすることが考えられます。
中学2年生までに基礎を定着させて、中学3年生から受験対策に切り替えるのが、一般的な段取りです。
1日30分でも構わないので、中学1年生・中学2年生のうちに勉強の習慣作りの一環として、通信教育を利用すると良いでしょう。
中学生の通信教育はタブレットと紙のどっちがいい?
タブレットと紙には異なるメリットがあるため、目的に応じて使い分けるのがベストです。
授業を動画で見れたり、遊び感覚で気軽に取り組めるのはタブレットならではの良さ。
特に、利便性や勉強の取り組みやすさにメリットがあります。
一方で定期テスト・高校入試は紙に書き込むため、アナログ形式に慣れておくのも重要です。
普段の学習はタブレットで、入試を想定した演習には紙のテキストを使うなど、シーンに合わせて活用すると良いでしょう。
3教科か5教科で高校受験対策は変わる?
受験科目の数によって、対策すべき教科の見直しや勉強量の調整が必要です。
私立は3教科受験、公立は5教科受験のケースが多いでしょう。
3教科受験の私立高校を第一志望にするなら、英数国の比重を高めて対策します。
5教科まんべんなく勉強すると、1教科あたりの平均学習時間が減るため、目標レベルに到達できない可能性も否めません。
志望校選びの時点で受験科目を必ずチェックして、高校受験を見据えた教材選びをおすすめします。
高校受験向け通信教育は学力に合わせて決めるのがベスト
高校受験対策には、以下3種類の通信教育をおすすめします。
順位 | 通信教育名 | レベル | 料金(税込) | 資料請求(公式URL) |
1 | 進研ゼミ中学講座(デジタルチャレンジ) | 標準〜最難関 | 【中学1年生】 オリジナルスタイル:5,980円/月〜 | https://chu.benesse.co.jp/ |
2 | スマイルゼミ | 標準〜最難関 | 【中学1年生】 標準クラス:7,480円/月〜 | https://smile-zemi.jp/ |
3 | Z会(高校受験コース) | 難関〜最難関 | 【中学1年生】 5教科セット受講:8,514円/月〜 | https://www.zkai.co.jp/jr/ |
これらの教材は無料で体験できるため、お子さまと一緒に実物をチェックしてみてください。
また中学生の教材選びは、志望校のレベルと現状の学力に合わることが大切です。
また塾なしで志望校に合格するには、中学3年間のスケジュール管理にも気を配る必要があります。
志望校合格に向け、中学生の通信教育を使って、受験勉強の効率化をサポートしましょう。