電験三種のおすすめ通信講座10選を紹介！選び方や年収・仕事内容も解説

「電験三種を取得できるおすすめの通信講座はどれ？」
「電験三種の通信講座を選ぶポイントは？」

電験三種（第三種電気主任技術者）は、高圧電気設備の保守管理・監督を行い電気に関するプロフェッショナルと呼ばれています。

電気設備を設けている会社では電気主任技術者を専任することが法令で義務付けられているため、資格があれば収入アップや転職・キャリアアップにも大きな武器になるでしょう。

我が国における電気保安では、電気工作物の保安の監督を確実に行うため、電気主任技術者の選任について、
設置者が所有する電気工作物ごとに一人の専任を義務づけ。

引用：電気主任技術者制度（自社選任・外部委託）の概要（経済産業省）

ただ電験三種は合格率10%前後と難易度も高く、しっかりと対策した上で試験に臨まなければなりません。
参考：一般財団法人電気技術者試験センター｜第三種電気主任技術者試験

電験三種の資格を目指すうえでおすすめなのが、通学の手間がかからず効率良く学習ができる通信講座です。

本記事では、電験三種の資格取得におすすめな通信講座を紹介します。

通信講座を選ぶポイントについても解説するので、電験三種の資格取得を目指している方はぜひ最後までご覧ください。

電験三種におすすめの通信講座ランキング

ここからは、電験三種資格取得におすすめの通信講座を10社紹介します。

通信講座名	料金(税込み)	特徴
ユーキャン	69,720円	・初学者も分かりやすいテキストを使用 ・疑問点も解決しやすい質問サービスを提供 ・添削課題で学びのアウトプットが可能
たのまな	35,200円	・充実したテキストで勉強できる ・レポートを通して試験対策が可能 ・シミュレーションソフトで試験感覚を養える
アガルート(SAT)	119,680円〜	・質の高い講師による動画講義 ・必要な分だけを学ぶフルカラーテキスト ・30日間返金保証あり
日本エネルギー管理センター	14,900円〜	・始めやすい月額制を導入 ・豊富な通学講習会を視聴可能 ・実力派講師西山氏の講義あり
資格の学校TAC	10,000円〜	・ニーズに合わせて豊富なコースを展開 ・便利機能付きの映像講義を提供 ・質問制度や個別学習相談など充実したサポート体制
JTEX	18,700円〜	・レベルや科目別コースが豊富 ・テキスト内容が充実 ・レポート添削で実力を可視化
CIC日本建設情報センター	106,700円〜	・無駄のないカリキュラムで学習可能 ・得点に直結する教材を使用 ・WebとDVDの2種の受講形態から選択可能
資格センターe-DEN	3,900円〜	・レベルや学習内容に合わせて幅広い講座を展開 ・指導歴40年以上を誇るカリスマ講師が在籍 ・14日間無料試用版コースあり
日建学院	33,000 円	・図表を用いた分かりやすい動画 ・過去問題の解説がメイン ・スマホやPCだけで勉強が可能
東京電気技術教育センター	10,000円	・対面授業で臨場感ある受講が可能 ・1日1万円の分かりやすい料金プラン ・電気設備の原理が分かる実務講義あり

それぞれ特徴が異なるため、比較した上で自分に合った通信講座で勉強しましょう。

【ユーキャン】分かりやすいテキストが好評

出典：ユーキャン公式HP

料金	月々4,980円×14回= 総額69,720円
教材/テキスト	メインテキスト6冊 やさしい数学 公式活用ナビ 過去問題集 デジタル学習サイト
サポート体制	質問制度(1日3問まで) 添削サービス10回 標準学習期間12ヶ月に加え次の期の試験月まで指導サポート
おすすめな人	電験三種を初めて勉強する人
キャンペーン情報	エントリー&楽天ペイでの受講申込みで楽天ポイント最大3％還元 ※2023年6月30日まで

ユーキャンは、初めて電験三種試験に挑戦する人でも学びやすい体制が整った通信講座です。

テキストは出やすいポイントをまとめた6冊のメインテキストから、計算力を強化する6つ以上の副教材まで幅広く用意。
Webテストや講義動画を提供するデジタル学習サイト「学びオンライン プラス」では、スキマ時間で知識を定着できます。

さらに1日3問までの質問サービスを介すれば、疑問点をすぐに解決することが可能。
全10回の添削課題では総合模擬試験もあるため、実際の試験に近い形で必要な知識が身につきます。

【たのまな】科目ごとに効率良く学べる

出典：たのまな公式HP

料金	35,200円
教材/テキスト	テキスト7冊 別冊2冊 (「学習をはじめるまえに」「電験三種試験　問題と解答・解説」) 模擬試験シミュレーションソフトDVD-ROM 「media5 Premier Ⅴ 第三種電気主任技術者試験」レポート課題集
サポート体制	無制限の質問サービス レポート添削サービス6回 最大12ヶ月のサポート期間
おすすめな人	コスパ良く学習したい人
キャンペーン情報	なし

たのまなは、テキスト7＋別冊2冊に模擬試験シミュレーションソフトDVDなど充実した教材が揃った電験三種通信講座を提供しています。

学習はテキストの順番通りに進めていく進め方で、科目ごとに効率よく理解を深めることが可能。
都度レポートを提出して添削を受けれるため、自分の苦手分野や弱点にも気づけます。

模擬試験も受講できるので、本番の試験感覚を養えこれまでの学習の成果をチェックできます。

【アガルート(SAT)】質の高い動画講義が豊富

出典：SAT公式HP(販売元：アガルート)

料金	E講座：119,680円 DVD講座：141,690円 E+DVD講座：152,680円
教材/テキスト	13種のテキスト 動画講義 法規条文集(暗記カード) 確認問題(冊子・Eラーニング) 講義音声MP3
サポート体制	ZOOM質問(5回) メールおよび写メ質問回数(30回) 教育訓練給付制度あり
おすすめな人	必要最低限の学習で合格を目指したい人
キャンペーン情報	なし
備考	※販売元：アガルート

アガルート(SAT)は試験範囲4科目を専属講師1人が担当し、質の高い動画講義が魅力な通信講座です。
講義を担当する池田友哉氏は塾講師として理数科目教育責任者として教鞭を執った経験があるうえ、自身も電気主任技術者業務に従事。

経験豊富でどの講義も分かりやすいと好評です。

講座内容に満足できなければ30日間返金保証で返品・返金対応が可能なため、気軽に始めてみてください。

【日本エネルギー管理センター】幅広い映像講義を提供

出典：日本エネルギー管理センター公式HP

料金	月額制講座プラン：2,980円/月 6ヶ月間コース：14,900円 12ヶ月間コース：26,800円
教材/テキスト	映像講義 (テキストは自身で準備)
サポート体制	質問制度(月5回)
おすすめな人	映像講義メインで勉強したい人
キャンペーン情報	なし

日本エネルギー管理センターは2,980円から始められる月額プランもあるため、できるだけ費用を抑えて勉強したい人にもおすすめ。

視聴できる映像講義は過去約2年分で、基礎を学ぶ初級講義や応用力を身につける中級講義など幅広い動画を見放題で視聴できます。
電気資格の試験書や雑誌を発行するオーム社が主催した電験三種突破研究会のオンライン配信で全科目の講師を務めた西山真氏の講義も視聴可能。

動画は講習会を録画したものなので、リアルな講習会の雰囲気を感じながら勉強に取り組めます。

【資格の学校TAC】安心のサポート体制を完備

出典：資格の学校TAC公式HP

料金	4科目完全合格コース＜電気数学付き＞：250,000円〜 4科目完全合格コース＜電気数学なし＞：245,000円〜 要点速修コース＜電気数学付き＞：120,000円〜 要点速修コース＜電気数学なし＞：115,000円〜 科目別完全合格単科生：10,000円〜 科目別要点速修単科生・電気の基礎：10,000円〜 演習コース：140,000円〜 科目別演習単科生：40,000円〜 ※他オプション講座や直前対策あり
教材/テキスト	受講ガイド（1冊） みんなが欲しかった！ 電験三種 はじめの一歩★ みんなが欲しかった！ 電験三種 理論の教科書&問題集★ みんなが欲しかった！ 電験三種 機械の教科書&問題集★ みんなが欲しかった！ 電験三種 電力の教科書&問題集★ みんなが欲しかった！ 電験三種 法規の教科書&問題集★ みんなが欲しかった！ 電験三種の10年過去問題集★ ミニテスト トレーニング冊子【新機能！Webトレーニング付き】 実力テスト さくさくマスター公式・用語 要点整理 さくさくマスター公式・用語 暗記集 過去問特訓演習問題 予想全国公開模試（問題・解答）2回分無料付帯 ※4科目完全合格コース＜電気数学付き＞の場合
サポート体制	質問制度 個別学習相談あり
おすすめな人	自分に合った講座を選びたい人
キャンペーン情報	なし

資格の学校TACははじめて試験を受ける方と受験経験者向けに別々のコースを用意しているうえ、そのなかでもそれぞれニーズに応じて9つもの豊富コースがある通信講座です。
※電気主任技術者（資格の学校TAC）

映像講義には再生速度変更機能やしおり機能があり、ちょっとしたスキマ時間でも効率良く勉強が可能。

質問制度も設けられ、メールや電話など好きな方法で疑問点を解決できます。
学習上の不安を相談できる個別学習相談も可能なため、充実したフォロー体制で勉強したい人にもおすすめです。

【JTEX】豊富な教材で効率良く学べる

出典：JTEX公式HP

料金	徹底マスターコース：46,200円 総合コース：35,200円 総合(模擬テスト付き)コース：39,600円 総合(4科目Web講義付き)コース：66,000円 科目別コース：18,700円〜 科目別(Web講義付き)コース：26,400円〜
教材/テキスト	テキスト7冊（理論2冊・電力2冊・機械2冊・法規1冊） 別冊2冊「学習をはじめるまえに」「前年問題と解答・解説」 オリジナル模擬テスト・解答解説(別送) 模擬試験シミュレーションソフトDVD-ROM 「media5 Premier 6 第三種電気主任技術者試験」 電子ブック問題集(過去4年分の問題と解答・解説) ※徹底マスターコースの場合
サポート体制	質問制度 添削指導
おすすめな人	充実したテキストで勉強したい人
キャンペーン情報	なし

JTEXは徹底マスターコース・総合コース・科目別と豊富な講座ラインナップを取り揃え、レベルや科目に合わせてコース選択できます。
※電気主任技術者対策>コース・料金（職業訓練法人 日本技能教育開発センター）

例題や章末問題が充実しているテキストで、模擬試験シミュレーションソフトDVDでは20年分の過去問題があり、実際の問題メインで勉強したい人もおすすめです。

添削を受けられるレポート提出も都度あるため、知識の定着が目に見えて分かるでしょう。

【CIC日本建設情報センター】合格に足りるカリキュラムを提供

出典：CIC日本建設情報センター公式HP

料金	Webコース：106,700円(送料別) DVDコース：107,800円(送料別)
教材/テキスト	スタートアップガイド 合格ガイドブック 電験三種受験テキスト(理論・電力・機械・法規) 電験三種過去問題集(最新版) 映像教材(Web / DVD)
サポート体制	質問制度
おすすめな人	合理的なカリキュラムで学びたい人
キャンペーン情報	なし

CIC日本建設情報センターは、難関資格の講座を提供する通信講座です。
KDDI株式会社など社内教育として導入している企業も多く、これまで20年以上にわたり受験生をサポート。
※社員研修・企業研修（CIC日本建設情報センター）

そんなCIC日本建設情報センターの電験三種講座は、WebとDVDの2つの学習方法から選べるため好きな方法で資格取得を目指せます。

Web講座では進捗が把握できる進捗管理付きLMSが導入されているので学習計画が立てやすく、スムーズな勉強が可能となっています。

【資格センターe-DEN】テンポよく進む映像講義

出典：資格センターe-DEN公式HP

料金	入門講座：500円/月 完全攻略コース：58,100円〜 完璧コース：72,600円〜 過去問対策講座：3,900円〜 パワーアップ特訓講座(理論＆機械)：12,100円〜
教材/テキスト	電験三種完全攻略 電験三種やさしく学ぶシリーズ　など ※講座によって異なる
サポート体制	質問制度あり
おすすめな人	指導歴が長い講師から学びたい人
キャンペーン情報	なし

資格センターe-DENは、板書をしながら解説するWEBの映像講義で学習する通信講座です。
入門から直前対策など幅広い講座を展開し、電気数学入門講座はワンコインの月額500円で始められます。

講義を担当するのは、これまで40年以上の指導歴があるベテラン講師の不動弘幸先生。

覚えるべきポイントを明確に示し、応用力にも繋がる知識・考え方を分かりやすく解説しています。

一部コースは14日間無料試用版コースあるため、気になる方は無料版から始めてみてください。

【日建学院】過去問解説で理解を深められる

出典：日建学院公式HP

料金	問題解説Webコース [上期試験向け]：33,000 円 問題解説Webコース [下期試験向け]：33,000 円
教材/テキスト	ダウンロード配信(PDFファイル)
サポート体制	質問制度
おすすめな人	過去問題に沿って勉強したい人
キャンペーン情報	なし

日建学院は、図表などを用いた解説で試験のポイントが分かりやすい電験三種講座を提供しています。

講座内容は過去問題を1つずつ解説する方式で、4科目を満遍なく勉強可能。
試験のポイントをわかりやすく理解できる「映像講義」で、効率よく学習できるでしょう。

過去問と解答解説はPDFデータで、スマホなどコンパクトな形で勉強したい人にもおすすめです。

【東京電気技術教育センター】電気設備の実務講座もあり

出典：東京電気技術教育センター公式HP

料金	10,000円 /日
教材/テキスト	非公開
サポート体制	質問サービス 添削サポート
おすすめな人	講師から直接指導を受けたい人 ※通信講座はありません
キャンペーン情報	なし

※東京電気技術教育センターでは、通信講座はなく対面による講義のみ提供。

電験三種講義は1日10,000円の当日払いで、受けたい科目に合わせて講義を選択可能。

また実際の電気設備を用いた実務講座もあり、機器の原理や構造を見ながらスキルを習得できます。
座学だけでは得られない知識を学ぶことができるため、電気設備の仕組みを根本から理解したい人におすすめです。

電験三種の学習で通信講座を選ぶポイント

電験三種の学習で、通信講座を選ぶポイントは次の3つです。

通信講座選びに悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。

講座・受講料金

通信講座の料金はさまざまで、講座選びにおいて料金はひとつの判断基準となります。
料金はできるだけ安く抑えたいという方も多いのではないでしょうか。

講座料金は、各通信講座や学習期間によって異なります。

特に予算が決まっている方は講座ごとに受講料金を比較し、予算に見合った通信講座で資格取得を目指しましょう。

講義内容

各通信講座は、講義内容も大きく異なるため自分に合った講義が受けれる通信講座を選ぶことが大切です。

講義内容が初学者向けの場合は基礎から学習できますが、既にある程度の知識がある学習経験者が初学者向けの講義を受けても内容が物足りないと感じる場合もあるでしょう。

資格の学校TACのように受験経験者向けのコースを用意している通信講座もあります。

通信講座を選ぶ際は自分のレベルにあった講座内容なのか、コース・カリキュラムの内容をしっかり確認してください。

サポート内容

通信講座での勉強は、サポート内容の充実度合いによって進捗が左右されると言っても過言ではありません。
添削サービスや定期的な個別面談といったサポート体制が整っている通信講座であれば、効率良く学べてモチベーションを維持しながら勉強に取り組めます。

疑問点を講師にいつでも質問でき、添削指導がある通信講座なら1人での勉強も進めやすいでしょう。

通信講座によってサポート内容に差があるため、忘れずにチェックしてみてください。

電験三種の仕事内容や年収を紹介

電験三種は、電気設備の管理や工事が主な仕事内容です。
電験三種の有資格者が扱える電気工作物は、以下のように定められています。

電圧5万ボルト未満の事業用電気工作物（出力 5千キロワット以上の発電所を除く。）の工事、維持及び運用の保安の監督を行うことができます。

参考：一般財団法人電気技術者試験センター｜電気主任技術者の資格概要と電気工作物の範囲

就職先は電気保安業界やビルメンテナンス業界が多く、電気設備のある場所であれば働き先が豊富にあるのが特徴。
工場などに勤務し、自社の電気使用設備が正常に作動しているか点検・保安する仕事を遂行します。

そんな電験三種の年収は求人サイト「求人ボックス」の第3種電気主任技術者の求人情報※を参考にすると、大体350万～500万円です。
※第3種電気主任技術者（求人ボックス）

電験三種の資格をもっていることで、資格手当がついて収入が上がる可能性もあります。

多くの企業では、電験三種については資格手当を支給しています。資格手当の金額は企業の給与規定によって異なりますが、1か月あたり5,000～15,000円程度に設定している企業が多いようです。

引用：ヒューレックス株式会社

電験三種の合格率や試験日程・試験内容

ここからは、電験三種試験に関する情報を紹介します。

電験三種の試験日程や合格率は毎年変わるので、気になる方は確認していきましょう。

電験三種の試験日程

電験三種の次回の試験日程は次の通りです。

試験実施日	受験申込受付期間	受験手数料
【CBT方式】 上期試験：令和5年7月6日(木)～7 月30日(日) 下期試験：令和6年2月1日(木)～2月25日(日) 【筆記方式】 上期試験：令和5年8月20日(日) 下期試験：令和6年3月24日(日)	上期試験：5 月 15 日(月)～ 6月1日(木) 下期試験：11 月13日(月)～11月30日(木)	【インターネット】 7,700円 【書面】 8,100円

電験三種の試験は、令和5年度よりパソコンを用いて行うCBT方式の試験が導入されました。

CBTとは「Computer Based Testing(コンピュータ ベースド テスティング)」の略称で、コンピュータを使った試験方式のことです。

引用：CBTソリューションズ｜CBTとは何ですか？

CBT方式では、所定の期間内に試験会場と試験日時を選択することが可能。
日程が幅広いだけでなく全国約200箇所程度の試験会場の用意し、比較的忙しい人も試験日と会場を確保しやすいのがメリットです。

従来の筆記方式とCBT方式で出題形式は変わらないので、自分の都合に合わせて選択できます。

電験三種の試験内容

電験三種の試験は学科試験のみで、以下4科目の合格が必要です。

科目名	科目の内容
理論	電気理論、電子理論、電気計測及び電子計測
電力	発電所、蓄電所及び変電所の設計及び運転 送電線路及び配電線路（屋内配線を含む。）の設計及び運用並びに電気材料
機会	電気機器、パワーエレクトロニクス、電動機応用 照明、電熱、電気化学、電気加工、自動制御 メカトロニクス並びに電力システムに関する情報伝送及び処理
法規	電気法規（保安に関するものに限る。）及び電気施設管理

試験の合格点は、毎年第三種電気主任技術者試験委員会によって基準が設けられています。
合格基準点の算出方法は明らかになっていませんが、令和4年度上期は理論科目60点以上、電力科目60点以上、機械科目55点以上及び法規科目54点以上でした。

また、試験では四則演算や開平計算を行うので電卓を使用可能です。
ただ試験で使用不可能な電卓があり、使用できない電卓の条件を事前にチェックしておいてください。

電験三種の合格率

過去5年の電験三種の合格率を以下にまとめました。

年度	受験者数(人)	合格者数(人)	合格率
平成30年度	42,976	3,918	9.1％
令和元年度	41,543	3,879	9.3％
令和2年度	39,010	3,836	9.8％
令和3年度	37,765	4,357	11.5％
令和4年度上期	33,786	2,793	8.3％
令和4年度下期	28,785	4,514	15.6％

電験三種の合格率は10%前後で、難易度が高い資格であることが分かります。

年度	科目合格者(人)	科目合格率
平成30年度	12,335	28.7％
令和元年度	13,318	32.1％
令和2年度	11,686	30.0％
令和3年度	12,278	32.5％
令和4年度上期	9,930	29.4％
令和4年度下期	8,269	28.7％

電験三種の試験では合格した科目の試験が免除される科目別合格制度を設けられており、3年間で全4科目に合格すれば資格取得が可能。
科目合格率で見ると30％前後と高めであり、3年かけて合格を目指す人も少なくありません。

さらに令和4年度から試験が年2回行われるようになり、受験の機会が増えことで合格の可能性も上がったと考えていいでしょう。

経済産業省は、第３種電気主任技術者試験（電験３種）の受験機会を、これまでの年１回から年２回に増やす。

引用：電験３種、２２年度から年２回の受験可能に。経産省、電気保安の人材確保へ（一般社団法人 日本電気協会新聞部）

電験三種の通信講座に関するQ&A

最後に電験三種の通信講座に関するQ&Aをまとめました。

電験三種の取得を考えている方は、ぜひご覧ください。

電験三種は独学でも合格できる？

電験三種は独学でも合格できます。

しかし、合格率は毎年10％前後なうえ試験範囲も広く独学で挫折したという口コミもあり、通信講座を利用したほうがいいという声もあります。

より確実に効率的に資格取得を目指すなら、通信講座の利用も前向きに検討しましょう。

電験三種と宅建はどちらが難しいの？

電験三種と宅建は、合格率で比較すると電験三種の方が難しいと判断できます。

また通信講座ユーキャンによると宅建の資格取得までに必要な勉強時間は約200～300時間で、半年もあれば十分と言われています。

宅建合格に必要な勉強時間は200〜300時間といわれています。宅建試験の学習経験がまったくない人や、法律・不動産系の資格試験に初めてチャレンジする方は、平均して500時間ほど勉強するケースも少なくありません。試験までに300～350時間程を確保しておくと安心でしょう。

引用：ユーキャン｜宅建の独学合格に向けた勉強法！勉強時間の目安も紹介！

宅建は電験三種と比べると短い時間で取得できるため、難易度で言うと電験三種の方が高いと言えるでしょう。

電験三種の資格取得にはどれくらいの勉強時間が必要？

電験三種の資格取得に必要な勉強時間は、1,000時間程度と言われています。

電験三種の合格には、最低でも1,000時間程度の勉強時間が必要だといわれています。たとえば、毎日3時間ずつ勉強した場合、9カ月～1年程度の期間がかかります。ただし、1,000時間は目安の一つにすぎません。試験は理系の科目が多いため、理系出身かどうか、理系の科目が得意かどうかなど、受験者の習得レベルによっても必要な勉強時間は異なります。

引用：ユーキャン｜電験三種に合格するために必要な勉強時間の目安は？科目ごとの勉強方法のコツまで解説

1年かけて電験三種の資格取得を目指すなら、1日約2.8時間の勉強が必要になることに。

ただ前述したように電験三種は科目別合格制度があり、1試験で全科目を合格せずとも資格取得を目指せます。
1試験1科目に集中して確実な合格を目指すのもひとつの方法です。

電験三種の資格を取るなら通信講座で学ぼう

本記事では、電験三種の資格取得におすすめな通信講座や通信講座を選ぶポイントを紹介しました。

なかでもユーキャンは豊富な教材（メインテキスト6冊・副教材6つ以上）に加え、受講生限定のデジタル学習サイトでの効率的に学習が可能。

添削や質問制度などのサポート体制も充実しているためおすすめ。
ユーキャンの詳しい講座内容が気になる方は、無料の資料請求から始めてみましょう。