「電気工事士の資格取得におすすめな通信講座はある?」
「電気工事士の通信講座を受けたら、どんな資格を取得できる?」
一般的に電気工事士は年間で12万〜13万人が受験し、合格率は約60%と言われています。
第二種は上期と下期、年2回試験があります。年間合わせて受験者数が12~13万人、合格率は筆記試験が50~60%、技能試験が60%台です。
資格の学校TACより
今回は電気工事士の資格取得を検討している方に向けて、5つの通信講座を紹介します。
- ユーキャン:未経験の受講者が多い
- たのまな:資格の取得を目指す最短ルート
- JTEX:テキストや過去問、動画教材などの学習コンテンツが豊富
- SAT:隙間時間を活用した学習が実現
- NHK学園:4ヶ月間で試験に出題しやすい問題を重点的に学習
通信講座を受講することで、独学よりも効率的に資格取得を目指せます。
本記事ではおすすめの通信講座や受講するメリットについても紹介しているので、ぜひ最後までお読みください。
引用:ユーキャン公式サイト
第二種電気工事士の資格取得を目指すならユーキャンの通信講座がおすすめ!
第二種電気工事士は、電気工事士やキャリアアップを目指す上で大切な資格の1つです。
試験は「筆記」と「技能」の2種類があり、それぞれ「62.1%」と「72.4%」と、合格率が決して高いわけはありません。
しかし電気工事士の講座を受講すれば、初心者でも短期間で効率よく学習を進められます。
資格を取得すれば、キャリアアップや独立も十分に目指せるので、講座で学習するのが良いでしょう。
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電気工事士を目指せる通信講座おすすめランキング5社【口コミ評判あり】
電気工事士を目指すためのおすすめ通信講座は、5つあります。
通信講座 | 価格 | 学習期間 |
---|---|---|
ユーキャン | ・第一種電気工事士講座本科コース:69,000円(税込) ・第二種電気工事士講座本科コース:63,000円(税込) | 8ヶ月 |
たのまな | ・第一種電気工事士受験講座:31,900円(税込) ・第二種電気工事士受験講座:29,800円(税込) | 4ヶ月 |
JTEX | ・第一種電気工事士受験講座(技能試験公表問題(動画配信付き)):34,100円(税込) ・第二種電気工事士受験講座(技能試験公表問題(動画配信付き)):29,700円(税込) | 4ヶ月 |
SAT | ・第一種電気工事士講座:32,780円(税込) ・第二種電気工事士講座:21,780円(税込) | 記載なし |
NHK学園 | ・第二種電気工事士受験講座:31,900円(税込) ・第二種電気工事士合格講座:49,500円(税込) | 4ヶ月 |
通信講座によって学習期間は異なりますが、ここで紹介する講座はすべて4か月から長くて8か月程度です。
学習期間の長さによって費用も変わってくるので、予算にあったコースを選びましょう。
ここからは、それぞれの通信講座について具体的にご紹介します。
下記の記事では、おすすめの通信講座について詳しく解説しています。
おすすめの通信講座はコチラから!
【ユーキャン】未経験の受講者が多い
引用:ユーキャン公式サイト
- 1人で学習できる自信がない人
- 実績ある電気工事士講座を受講したい人
ユーキャンは、未経験者の受講が多い実績ある電気工事士講座です。
受講者の約90%以上は学習経験がないため、これから電気工事士の資格取得を目指す方も安心して受講できます。
価格(税込) | ・第一種電気工事士講座本科コース:69,000円(税込) ・第二種電気工事士講座本科コース:63,000円(税込) |
---|---|
学習期間 | 8ヶ月 |
合格率(合格実績) | 第二種電気工事士の合格者数が5,852人 |
学習内容 | ・講義動画 ・Webテスト ・添削指導 |
メール・郵便での質問や施工物の添削などの対応も受け付けており、効率的に合格を目指せるのも魅力の1つでしょう。
また講座の料金は月に約3,000円〜の分割払いでも受講できます。
実際にユーキャンで電気工事の取得を目指した方の口コミ/評判は、以下のとおりです。
ユーキャンの講座の評価はバラつきがあと以前から感じますが、自分が受けた講座は相性よかったと思います。テキストも学びオンラインや動画.DVDなどわかり易かったですし、1発で資格取得も出来た時も丁寧なおめでとうございます。メールも後から届きました。
引用:みん評公式サイト
ユーキャンのその他の口コミ/評判はこちら!
私は去年からユーキャンで資格取得に励んでいます。1年間期間が設けられていて、その期間内に課題をこなせば、試験を受けられるという仕組みです。ユーキャンのメリットとして一番大きいのは、自宅で受験出来るという点だと思います。試験会場が遠い場合、交通費や時間もかかります。そして、もう一つのメリットは、自分のペースで勉強出来るという点です。外に出るのが難しい妊婦さんや、家事や育児で空き時間が少ない主婦の方などは非常に助かると思います。
みん評公式サイト
ユーキャンでは教育訓練給付金制度の対象となる講座も多く、最大20%の給付金が支給されることがあります。
安く電気工事士の学習ができるチャンスなので、興味のある方は公式サイトを確認するといいでしょう。
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【たのまな】最短で資格取得を目指す
引用:たのまな公式サイト
- 電気工事士の学習が初めての人
- 電気工事士の基礎学習が終了していない人
- 電気工事士の仕事に携わりたい人
たのまなはテキストやWeb動画・過去問などを使って、資格の取得を目指す最短ルートで学習を進められます。
価格(税込) | ・第一種電気工事士受験講座:31,900円(税込) ・第二種電気工事士受験講座:29,800円(税込) |
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学習期間 | 4ヶ月 |
実績 | 20万人以上が受講している(※) |
学習内容 | テキスト学習 Web動画 |
たのまなのテキストは、筆記試験と技能試験に対応しており、基礎から応用までの知識を幅広く学べます。
また、1ヶ月目の学習完了後にはレポートに取り組んで今後の課題を把握できるなど、さまざまな効果的学習が可能です。
実際にたのまなを利用した方の口コミ/評判は、以下のとおりです。
友達がたのまなを利用して資格を取得したと教えてくれたので、私も申し込みをしました。インターネットから手続きをしたところ、申し込みをした4日後にはもうテキストが届きすぐに学習に取り掛かれて良かったです。テキストは基本的なことから応用まで、実に幅広い内容で勉強になることばかりでした。初心者でも気軽に取りかかれる工夫があちこちにあり、初めて勉強が楽しいと思いました。また期間中は3回にわたって無料で模擬試験を受けられるようになっていて、ありがたかったです。模擬試験があったおかげで自信をもって本試験に臨むことができ、見事1回で合格できました。
引用:みん評公式サイト
たのまなでは、電気工事士講座の資料を無料で請求できるので、興味のある方は公式サイトから確認するといいでしょう。
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【JTEX】テキストや過去問・動画教材などの学習コンテンツが豊富
引用:JTEX公式サイト
- 効率的に電気工事士の合格を目指したい人
- オンラインで技能試験の学習も行いたい人
- 電気工事士の過去問を購入したい人
JTEXは3冊のテキストや過去問題・動画教材などさまざまな学習コンテンツで、電気工事士の資格取得を目指す講座です。
価格(税込) | ・第一種電気工事士受験講座(技能試験公表問題(動画配信付き)):34,100円(税込) ・第二種電気工事士受験講座(技能試験公表問題(動画配信付き)):29,700円(税込) |
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学習期間 | 4ヶ月 |
実績 | 52,000人の受講実績(※) |
学習内容 | ・過去問 ・動画配信 ・テキスト |
電気工事士の資格取得を目指せる6つの講座があります。
- 第二種電気工事士合格講座
(技能試験セット・技能試験公表問題(動画配信付き)) - 第二種電気工事士受験講座
(技能試験公表問題(動画配信付き)) - 第一種電気工事士受験講座
(技能試験公表問題(動画配信付き)) - 第一種電気工事士合格講座
(技能試験セット・技能試験公表問題(動画配信付き)) - 第二種電気工事士「複線図書き方トレーニング」
- 目指せ合格!第二種電気工事士「動画で解説!一問一答」
1万円台で講座を受講できるなど、費用や学習期間を抑えられます。
実際にJTEXを受講した方の口コミ/評判は、以下のとおりです。
「電気工事士」試験は以前から興味がありましたが、実技試験があるので、経験のない私にはチャレンジできないと思っていました。しかし、今回この講座を受講し、わかりやすい教材と先生方のご指導により、「何とかなるのでは」と勇気付けられました。試験も無事合格することができました。どうもありがとうございました。
JTEXでは、実際に使用するテキストの一部を公式サイトにてチェックできます。
過去問なども販売しているので、本気で電気工事士の資格を取得したい方は、公式サイトを確認してみましょう。
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【SAT】隙間時間を活用した学習が可能
引用:電気工事士公式サイト
- 隙間時間を上手く活用し学習したい人
- 安心して講座を受講したい人
SATは1講座10〜20分で学習できる動画コンテンツなど、隙間時間を有効活用できる電気工事講座を提供しています。
価格(税込) | ・第一種電気工事士講座:32,780円(税込) ・第二種電気工事士講座:21,780円(税込) |
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学習期間 | 記載なし |
実績 | 受講者数が90,000名以上(※) |
学習内容 | ・テキスト ・講義動画 |
満足できなかった場合、30日間の返金保証制度があるため、初めて講座を受講する方でも安心できるでしょう。
SATの返金制度に該当するのは、以下のとおりです。
- 商品到着から30日以内に当社までメールもしくは電話にて返品を希望する旨をお伝えいただいた場合
- DVD講座については、2枚目以降を視聴(開封)されていない場合(1枚目は視聴していただいて大丈夫です)
- Eラーニング講座は有料講座を視聴されていない場合
また学習コンテンツを視聴するDVDが破損した場合でも、1年間の交換サービスを受けられます
教材は合格に最低限のボリュームで、効率よく学習できました。個人的には工具・材料込みの講座があればさらに良かったと思います。 SAT様のおかげで無事合格することができました。今後は別の講座で受講し、お世話になるかもしれませんが、その時は宜しくお願い致します。ありがとうございました。
引用:SAT公式サイト
公式サイトでは教材に関する質問や案内なども行っているので、興味のある方は確認するといいでしょう。
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【NHK学園】4ヶ月間で試験に出題しやすい問題を重点的に学習
引用:NHK学園公式サイト
- 試験に出る箇所を重点的に学習したい人
- 基礎からの学習を進めていきたい人
- 試験に合格できる実力を確実に付けたい人
NHK学園は試験に出る問題を重点的に学習し、合格できる実力を4ヶ月間で身に付けられます。
価格(税込) | ・第二種電気工事士受験講座:31,900円(税込) ・第二種電気工事士合格講座:49,500円(税込) |
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学習期間 | 4ヶ月 |
実績 | 受講者数は600万人以上(※) |
学習内容 | ・テキスト ・予想問題 |
この講座のおかげで筆記試験をパスすることができ、付録のDVDのおかげで技能試験もスムーズに行うことができた。※2022年度より動画配信。
引用:NHK学園公式サイト
テキストは図や写真を用いているため、電気工事士の資格を初めて取得する方でも安心して学べるでしょう。
また実際に出題された過去問をもとに学習できるので、実際の試験を想定して学習に取り組めます。
実際にNHK学園にて電気工事士の学習を行った方の口コミ/評判は、以下のとおりです。
この講座のおかげで筆記試験をパスすることができ、付録のDVDのおかげで技能試験もスムーズに行うことができた。※2022年度より動画配信。
引用:NHK学園公式サイト
NHK学園では、公式サイトから電子カタログの閲覧や案内書を請求できます。
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電気工事士通信講座を選ぶポイント
初心者や未経験者でも、電気工事士に関する学習が可能な通信講座は数多くあります。
選ぶ際のポイントを確認しておきましょう。
選び方を押さえることで学習したい電気工事士の講座を絞れたり、自分により合う講座を見つけられたりします。
ここからは、具体的にそれぞれの選び方について確認しましょう。
費用の高さ
試験を受けるための受験料も発生するので、講座の費用を確認したうえで選びましょう。
電気工事士の第一種と第二種の受験料は、以下のとおりです。
第一種電気工事士 | 第二種電気工事士 | |
一般申込 | 11,300円(税込) | 9,600円(税込) |
インターネット申込 | 10,900円(税込) | 9,300円(税込) |
受験するだけで約10,000円の費用が必要となるので、受講講座の費用を抑えるのも選び方の1つです。
ただし、料金の安さばかりを重視すると学習コンテンツの内容が薄くなったり基礎的な学習しかできないなど、懸念すべき点もあります。
分割払いが可能な講座であれば毎月の費用を抑えて学習できるので、支払い方法を確認しておくのもいいでしょう。
キャンペーンや給付金制度を活用すれば、よりコストを抑えて受講できます。
サポート体制の充実度
サポート体制の充実度を確認したうえで、講座を受講するのもいいでしょう。
サポート体制例は、以下のとおりです。
- 全額返金サポート
- 2講座目の受講料無料サービス
- 無制限の質問対応
- 手厚い添削指導
- 試験終了まで徹底的な学習フォロー
サポート体制が充実しているほど、講座を初めて受講する方は安心できるというメリットがあります。
また質問対応や学習フォロー体制が整えられていれば、合格に向けた効率的な学習も目指せるでしょう。
とくに電気工事士の試験は筆記だけでなく技能試験もあるため、添削サポートのついた講座がおすすめです。
教材や講師の質
講座で提供される教材や、学習を指導する講師の質も選ぶ基準にするといいでしょう。
電気工事士の資格を取得するためには専門的な知識を得る必要がありますが、テキストのみだと理解しにくい方もいるはずです。
例えばカラー教材や写真・イラストが豊富に使われていると、理解しやすく吸収できる知識も広がります。
講座によっては複数の教材を使用しているなど、より理解度を上げられる学習方法もあるのです。
ほかにも動画コンテンツを提供している講座もあるので、事前に学習方法を確認しておくといいでしょう。
実績の大きさ
どれくらいの実績を持っているのかを基準に、通信講座を選びましょう。
電気工事士の資格合格に向けた学習を提供する講座は数多くあります。
資格の取得数が少ない講座や受講者数が少なければ、自身の合格率が下がる可能性があります。
また口コミや評判が悪ければ、学習中におけるトラブルが起こる可能性もあるでしょう。
そのため、受講者数や口コミなども確認したうえで、講座を選ぶのがおすすめです。
公式サイトだけでなく、口コミサイトなども講座を選ぶ際の参考にしましょう。
学習スタイル
学習スタイルを確認したうえで、電気工事士の講座を決めましょう。
一般的に電気工事士の資格について学習できる講座には、以下2種類の学習スタイルがあります。
学習スタイル | 特徴 |
オンライン | ・好きな場所、時間に学習できる ・比較的費用が安い |
対面 | ・講師に直接指導してもらえる ・集中できる環境で学習可能 ・すぐに質問ができる |
学習スタイルによって魅力が大きく異なるため、受講前に確認しておきましょう。
最近では、テキストや視聴コンテンツでどこでも学習できるオンラインがメインになっています。
電気工事士の通信講座を受講するメリット
電気工事士の通信講座を受講するメリットとして、以下の4つがあげられます。
電気工事士の通信講座を受講するメリット | おすすめな人 |
キャリアを広げられる | ・キャリアップを目指したい人 ・年収を上げたい人 |
短期間での学習が可能 | ・短期間で電気工事士の学習を進めていきたい人 |
費用が高くない | ・格安で電気工事士の学習を進めたい人 |
モチベーションに左右されず学習できる | ・1人で学習できる自信のない方 |
ここからは、具体的にそれぞれのメリットについて紹介します。
キャリアを広げられる
電気工事士の通信講座を受講すれば、自分のキャリアをより広げられる可能性があります。
電気工事士になるためには、資格の取得は必要ありません。
しかし電気工事士の資格を取得すると担当できる業務の幅が広がるので、昇給やキャリアアップにつながります。
資格 | 対応できる業務 |
第二種電気工事士 | ・一般住宅や小規模施設の電気工事 ・電圧が600V以下の電気工事 |
第一種電気工事士 | ・大規模な電気工事 ・最大電力が500KW未満の電気工事 |
一般的に第二種電気工事士の資格を取得していれば、月2,000〜5,000円前後の資格手当を受け取れます。
第一種は第二種の電気工事士に比べて年収が24,000〜60,000円程度高くなります。(※)
※(参考:資格の学校TAC公式サイト)
キャリアップを目指したい方や年収を上げたい方にとって、電気工事士の資格取得に向けた講座学習はおすすめです。
短期間での学習が可能
通信講座を受講することで、短期間の学習で成果を上げられるでしょう。
一般的に未経験者が独学で電気工事士の資格取得を目指す場合、150時間程度の学習時間が必要と言われています。
独学は情報収集に時間がかかったり、効率的な学習方法を確立できず想像以上に時間を消費してしまう可能性があります。
講座であれば期間を追った学習のフローが整っており、試験の合格に向けたスムーズな学習が可能です。
仕事終わりや休日などの隙間時間を使う必要があるからこそ、より効率的な学習方法が重要になります。
短時間で電気工事士の学習を進めていきたい方は、講座の受講がおすすめです。
費用が高くない
講座は一般的なスクールなどと比較しても、費用が格段に高い訳ではありません。
電気工事士の資格取得を目指すスクールは20,000〜70,000円程度が相場の一方で、プログラミングやデザインなどのITスクールは約30〜60万円かかります。
一般的なスクールと比較すると安いとされる電気工事士の講座ですが、それでも高いと感じる方もいるでしょう。
キャンペーンや給付金などをうまく活用すれば、より格安で講座を受講できます。
最初は独学で学習を始めて、限界を感じたら講座を受講するのもいいでしょう。
モチベーションに左右されずに学習できる
講座を受講することで、資格取得に向けた学習のモチベーション維持にも繋げられるメリットがあります。
独学で資格の取得を目指す場合、学習を進めていく上で疑問が生まれても自分で考え解決しなければいけません。
もし分からないことを解決できなければ、やる気の低下に繋がる可能性があります。
また学習のペース配分やスケジュール調整を誤ると、思うように学習を進められない場合もあるでしょう。
質問対応や添削サポートを行なっている講座であれば、効率的に学習を続けられます。
独学で学習を進められるか自信のない方は、電気工事士の講座を受講するといいでしょう。
電気工事士の資格を目指す上での注意点
電気工事士の資格を目指す上での注意点として、以下の3つがあげられます。
注意点を押さえることで、トラブルなく資格の取得に向けた学習を進められるでしょう。
ここからは、具体的にそれぞれの注意点について紹介します。
通信講座で必ず資格を取得できる訳ではない
通信講座を受講したからといって、必ず資格を取得できる訳ではありません。
電気工事士の合格率は、60%と10人のうち約4人が落ちる難易度です。
通信講座を受講しても、合格が保証される訳ではないので注意しましょう。
ただ通信講座は、うまく活用することで効率的に学習を進められます。
講座だけの学習に不安を感じる場合は、独学と並行しながら学んでいくことで合格率も上がるでしょう。
筆記試験だけでなく技能試験の学習も怠らない
電気工事士の試験は、筆記だけでなく技能試験もあります。
技能試験では電線の接続・配線工事などを行う必要があるため、独学では学習に限界を感じるでしょう。
講座であれば、添削を受けられるので技能試験対策もしっかりできるのです。
第二種電気工事士の試験は、学科試験が60%に対して技能試験は70%程度の合格率と言われています。
技能試験も同様に、簡単に合格できる訳ではないので練習を怠らないようにしましょう。
試験は年に1〜2回
電気工事士の試験は、1年間に実施される回数に限りがあるので注意しましょう。
試験 | 実施回数 |
第二種電気工事士 | 2回 |
第一種電気工事士 | 1回 |
第一種電気工事の場合、試験は年に1回で受付期間を過ぎると翌年になってしまいます。
一般財団法人電気技術試験センターの公式サイトで、受付期間をチェックしておきましょう。
電気工事士試験の基本情報
電気工事士試験の基本情報として合格率や難易度、必要な勉強時間、試験日程・試験内容、申し込み方法を順に紹介します。
電気工事士試験の受験を考えている方は参考にしてみてください。
電気工事士試験の合格率・難易度
電気工事士試験の合格率は以下の通りです。
<第一種電気工事士試験(学科試験)合格率>
年度 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
---|---|---|---|
平成30年度 | 36,048人 | 14,598人 | 40.50% |
令和1年度 | 37,610人 | 20,350人 | 54.11% |
令和2年度 | 30,520人 | 15,876人 | 52.02% |
令和3年度 | 40,244人 | 21,542人 | 53.53% |
令和4年度 | 37,247人 | 21,686人 | 58.22% |
<第一種電気工事士試験(技能試験)合格率>
年度 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
---|---|---|---|
平成30年度 | 19,815人 | 12,434人 | 62.75% |
令和1年度 | 23,816人 | 15,410人 | 64.70% |
令和2年度 | 21,162人 | 13,558人 | 64.07% |
令和3年度 | 25,751人 | 17,260人 | 67.03% |
令和4年度 | 26,578人 | 16,672人 | 62.73% |
<第二種電気工事士試験(学科試験)合格率>
年度 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
---|---|---|---|
平成30年度 | 123,279人 | 68,321人 | 55.95% |
令和1年度 | 122,266人 | 80,625人 | 65.94% |
令和2年度 | 104,883人 | 65,114人 | 62.08% |
令和3年度 | 156,553人 | 92,640人 | 59.17% |
令和4年度 | 145,088人 | 81,179人 | 55.95% |
<第二種電気工事士試験(技能試験)合格率>
年度 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
---|---|---|---|
平成30年度 | 95,398人 | 64,377人 | 67.48% |
令和1年度 | 100,379人 | 65,520人 | 65.27% |
令和2年度 | 72,997人 | 52,868人 | 72.42% |
令和3年度 | 116,276人 | 84,684人 | 72.83% |
令和4年度 | 97,659人 | 70,888人 | 72.59% |
電気工事士の学科の合格率は一種52%、二種60%、技能の合格率は一種64%、二種70%です。
合格率だけで見ると、一種の方が合格率が低いこと、また一種・二種ともに学科の方が合格率は低くなることが分かります。
難易度としては、二種は学科・技能ともに60%以上の合格率があるので、難易度が高い試験ではないです。
一種は学科が若干合格率が低いですが、技能は64%あるので試験の難易度として全体的にそこまで難易度の高い試験ではないといえます。
難易度の高い試験ではありませんが、だからと言って適当に受かる試験ではないので、しっかりと対策をとって学習をする必要があります。
自分の生活に合わせて、通信講座で学習を進められるといいですね。
電気工事士の資格を取るのに必要な勉強時間
電気工事士筆記試験合格を取るのに必要な勉強時間は、第一種電気工事士が60〜150時間、第二種電気工事士が50〜100時間と言われています。
期間で言うと第一種電気工事士は3ヶ月、第二種電気工事士は2ヶ月です。
通信講座では、学科試験と技能試験合わせて4ヶ月からを学習期間としているところが多いので、試験日から逆算して4ヶ月前から学習することで、無理なく勉強を続けられます。
電気工事士の試験日程・試験内容
令和5年度の電気工事士の試験日程・試験内容についてご紹介します。
<電気工事士の試験日程>
第一種 | 第二種 | |||
試験実施日 | 学科試験:CBT方式 | 8/24(木)~9/10(日) | 上記試験 4/24(月)~5/11(木) | 下期試験 9/25(月)~10/12(木) |
学科試験:筆記方式 | 10/1(日) | 5/28(日) | 10/29(日) | |
技能試験 | 12/10(日) | 7/22(土) 7/23(日) | 12/23(土) 12/24(日) | |
申し込み受付期間 | 6/19(月)~7/6(木) | 3/20(月)~4/6(木) | 8/21(月)~9/7(木) |
*筆記方式では、一部の会場を除き、午前・午後の2回に分けて実施。
*第二種電気工事士技能試験は47都道府県に試験地を設け、各試験地で土曜日または日曜日に実施。
<電気工事士の試験内容>
第一種電気工事士試験 | 学科試験 | (1)電気に関する基礎理論 (2)配電理論及び配線設計 (3)電気応用 (4)電気機器・蓄電池・配線器具・電気工事用の材料及び工具並びに受電設備 (5)電気工事の施工方法 (6)自家用電気工作物の検査方法 (7)配線図 (8)発電施設・送電施設及び変電施設の基礎的な構造及び特性 (9)一般用電気工作物等及び自家用電気工作物の保安に関する法令 |
第一種電気工事士試験 | 技能試験 | (1)電線の接続 (2)配線工事 (3)電気機器・蓄電池及び配線器具の設置 (4)電気機器・蓄電池・配線器具並びに電気工事用の材料及び工具の使用方法 (5)コード及びキャブタイヤケーブルの取付け (6)接地工事 (7)電流・電圧・電力及び電気抵抗の測定 (8)自家用電気工作物の検査 (9)自家用電気工作物の操作及び故障箇所の修理 |
第二種電気工事士 | 学科試験 | (1)電気に関する基礎理論 (2)配電理論及び配線設計 (3)電気応用 (4)電気機器・蓄電池・配線器具・電気工事用の材料及び工具並びに受電設備 (5)電気工事の施工方法 (6)自家用電気工作物の検査方法 (7)配線図 (8)発電施設・送電施設及び変電施設の基礎的な構造及び特性 (9)一般用電気工作物等及び自家用電気工作物の保安に関する法令 |
第二種電気工事士 | 技能試験 | (1)電線の接続 (2)配線工事 (3)電気機器及び配線器具の設置 (4)電気機器・配線器具並びに電気工事用の材料及び工具の使用方法 (5)コード及びキャブタイヤケーブルの取付け (6)接地工事 (7)電流、電圧、電力及び電気抵抗の測定 (8)一般用電気工作物等の検査 (9)一般用電気工作物等の故障箇所の修理 |
学科試験では、第一種・第二種ともに、上記で掲げた内容について試験を行い、解答方式は筆記方式ではマークシートに記入、CBT方式では四肢択一方式によって行われます。
技能試験では、学科試験の合格者と学科試験免除者に対して、上記で掲げた事項のうちから、持参した作業用工具によって、配線図で与えられた問題を支給される材料で、一定時間内で完成させる方法で行われます。
電気工事士試験の申込方法
電気工事士試験の申し込み方法はインターネット、または書面による受験申し込みの2つです。
インターネットによる受験申し込みでは、インターネットを利用して試験センターのホームページからマイページの作成及び受験申し込みを行います。
そして受験手数料を「インターネットの申し込みにおける受験手数料の支払い方法」に従って、期限内に支払い手続きを済ませましょう。
書面による受験申し込みでは、受験申込書に必要事項を記入し顔写真を貼って、試験センターへ郵送で提出します。
受験手数料はゆうちょ銀行(郵便局)での支払いです。
電気工事士と相性の良いおすすめ資格
電気工事士を目指す上で、おすすめな資格は3つあります。
資格を取得することで、年収やキャリアアップを目指せます。
ここからは、それぞれの資格について具体的にチェックしていきましょう。
第二種電気工事士
電気工事士と相性の良い資格1つ目は、第二種電気工事士です。
資格 | 第二種電気工事士 |
試験概要 | ・筆記試験 ・技能試験 |
試験内容 | ・電気の基本理論 ・電気工事の配線設計 ・電線の接続 ・配線の工事 etc. |
合格率(※) | ・筆記試験:62.1% ・技能試験:72.4% |
第二種電気工事士は国家資格の1つで、一般住宅や店舗などの600V以下の電気工事を行えます。
10〜60代と幅広い年代の人が、毎年10万人以上受講していると言われています。
受験費用は9,600円(税込)ですが、インターネット申込の場合は9,300円(税込)になります。
申し込みは、一般財団法人電気技術者試験センターから可能です。
第一種電気工事士
電気工事士と相性の良い資格2つ目は、第一種電気工事士です。
資格 | 第一種電気工事士 |
試験概要 | ・筆記試験 ・技能試験 |
試験内容 | ・電気に関する基礎理論 ・配電理論及び配線設計 ・電線の接続 ・配線工事 etc. |
合格率(※) | ・筆記試験:50.2% ・技能試験:64.1% |
第一種電気工事士は第二種電気工事士と同様国家資格の1つであり、戸建住宅やマンションなどの電気工事でも活躍できます。
第二種電気工事士よりも合格率は低い傾向にあり、資格の取得によって最大電力500KWまでの建物工事が可能です。
受験費用は11,300円(税込)ですが、インターネット申込の場合は10,900円(税込)になります。
申し込みは、一般財団法人電気技術者試験センターから可能です。
工事担任者
電気工事士と相性の良い資格3つ目は、工事担任者です。
資格 | 工事担任者 |
試験概要 | CBT方式試験 |
試験内容 | ・電気通信技術の基礎 ・端末設備接続のための技術及び理論 ・端末設備の接続に関する法規 |
合格率 | ・アナログ通信1科目:70.4% ・アナログ通信2科目:22.7% ・アナログ通信3科目:13.2% |
工事担任者は、公衆回線やCATVなどの配線接続工事に関する国家資格ですが、資格者証が以下のように分かれています。
第一級アナログ通信 | ・アナログ伝送路設備に端末設備等を接続するための工事 ・総合デジタル通信用設備に端末設備等を接続するための工事 |
第二級アナログ通信 | ・アナログ伝送路設備に端末設備を接続するための工事 ・総合デジタル通信用設備に端末設備を接続するための工事 |
第一級デジタル通信 | ・デジタル伝送路設備に端末設備等を接続するための工事 |
第二級デジタル通信 | ・デジタル伝送路設備に端末設備等を接続するための工事 |
総合通信 | ・アナログ伝送路設備又はデジタル伝送路設備に端末設備等を接続するための工事 |
工事担任者の受験料は8,700円(税込)で、インターネットから申請できます。
電気通信国家試験センターから申請手続きを行うことで受験可能です。
電気工事士の資格取得に関してよくある質問
電気工事士の資格取得に関して、受験経験がない方を中心に以下のような質問があげられます。
ここからは、上記の質問に対してそれぞれ回答していきます。
Q1.通信と通学どっちがおすすめ?
電気工事士の資格を取得する方法として、通学よりも隙間時間を活用して受講できる通信講座がおすすめです。
学習場所まで足を運ぶ必要がないため、手間や時間がかかりません。
講座によっては、オンデマンド方式での学習も可能です。
Q2.電気工事士2種は誰でも取れる?
第二種電気工事士の試験でには受験資格がありません。
そのため10〜70代まで幅広い年代や職歴・学歴の人が毎年受験しています。
前年度の学科試験に合格している方は、本年度の学科試験が免除されるなどの制度があります。
Q3.電気工事士 一種と二種どっちが難しい?
一般的に電気工事士の試験は、第二種よりも第一種の方が難しいと言われています。
学科試験を比較すると、合格率は第一種電気工事士が50.2%に対して、第二種電気工事士は62.1%という結果です。
実際に試験内容を比較しても、応用や実践的な問題が多いのは第一種電気工事士と言えるでしょう。
第一種電気工事士 | 第二種電気工事士 |
電気に関する基礎理論 ・配電理論及び配線設計 ・電気応用 ・電気機器/蓄電池/配線器具/電気工事用の材料及び工具並びに受電設備 ・電気工事の施工方法 ・自家用電気工作物の検査方法 ・配線図 ・発電施設/送電施設及び変電施設の基礎的な構造及び特性 ・一般用電気工作物等及び自家用電気工作物の保安に関する法令 | ・電気に関する基礎理論 ・配電理論及び配線設計 ・電気機器/配線器具並びに電気工事用の材料及び工具 ・電気工事の施工方法 ・一般用電気工作物等の検査方法 ・配線図 ・一般用電気工作物等の保安に関する法令 |
また、試験の回数は第一種電気工事士が年1回に対して、第二種電気工事士は年2回実施しています。
試験の難易度や実施回数を考慮すると、まずは第二種電気工事士の試験に挑戦してみるのが良いでしょう。
Q4.電気工事士として独立できるのは何年?
電気工事士として独立できるのは、早くても3年です。
独立開業するためには、第二種電気工事士の資格取得のうえ3年以上の実務経験が必要だからです。
また、開業時は勤務先から勤務記録の証明証を発行してもらう必要があります。
第二種電気工事士の資格を取るなら通信講座
今回は電気工事士の資格取得に向けた、通信講座について紹介しました。
通信講座 | 価格 | 学習期間 |
---|---|---|
ユーキャン | ・第一種電気工事士講座本科コース:69,000円(税込) ・第二種電気工事士講座本科コース:63,000円(税込) | 8ヶ月 |
たのまな | ・第一種電気工事士受験講座:31,900円(税込) ・第二種電気工事士受験講座:29,800円(税込) | 4ヶ月 |
JTEX | ・第一種電気工事士受験講座(技能試験公表問題(動画配信付き)):34,100円(税込) ・第二種電気工事士受験講座(技能試験公表問題(動画配信付き)):29,700円(税込) | 4ヶ月 |
SAT | ・第一種電気工事士講座:32,780円(税込) ・第二種電気工事士講座:21,780円(税込) | 記載なし |
NHK学園 | ・第二種電気工事士受験講座:31,900円(税込) ・第二種電気工事士合格講座:49,500円(税込) | 4ヶ月 |
一般的な電気工事士の資格として「第一種電気工事士」と「第二種電気工事士」の2種類があげられます。
第一種電気工事士は第二種電気工事士の上位互換に属し、難易度がやや高く応用的なスキルや知識を問われます。
まずは第二種電気工事士の資格取得に向けて、通信講座で対策しながら学習を進めていくと良いでしょう。