「技術士試験の対策ができる通信講座の資料請求をしたい」
「技術士の通信講座をどのように選んだら良いかわからない」
技術士試験の対策ができる通信講座や予備校は種類が多く、どの通信講座が良いのか悩む方も多いでしょう。
通信講座選びに悩むなら、いくつかの通信講座を比較すると自分に合うものが見つかります。
自分に合った通信講座を選ばなければ、十分な対策ができず合格から遠のいてしまうでしょう。
そこで今回は、技術士試験(免許)の対策におすすめな通信講座を7つ紹介します。
通信講座の選び方や各部門の難易度も解説するので、技術士試験についてより詳しく知れるでしょう。
技術士試験の対策に向け通信講座を利用したい方は、ぜひ参考にしてみてください。
出典:スタディング公式HP
技術士試験の通信講座ならスタディングがおすすめ。
スタディングは技術士二次試験対策に特化した通信講座で、申込書や論文の書き方も動画で学べます。
AIが復習問題を作成してくれるためスキマ時間に苦手対策も可能。
技術士二次試験対策を行うなら、学習内容が充実しているスタディングを申し込んでみてはいかがでしょうか。
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通信講座については下記の記事でもまとめています。
おすすめの通信講座一覧はコチラ!
技術士試験におすすめの通信講座
技術士試験におすすめの通信講座を7選紹介します。
料金 | 特徴 | |
スタディング | 一般部門:29,700円~ 総合技術監理部門:28,600円~ | 成績に合わせてAIが復習問題を作成 |
---|---|---|
アガルート | 第二次試験合格カリキュラム(20部門):32,780円~ 第二次試験合格カリキュラム(総合技術監理部門):38,280円~ | 添削や口頭模擬試験などサポートが充実 |
SAT | 一次試験過去問題解説講座:21,780円 二次試験:32,780円~ 総監部門:43,780円~ | 講義時間が1コマ最短10分 |
JETX | 技術士一次試験対策講座「基礎科目・適性科目」:24,200円 技術士一次試験対策講座「電気電子部門」・「機械部門」:42,900円 | テキストとレポート提出というシンプルな内容 |
ガチンコ技術士学園 | 8,000円~ | A判定になるまで徹底的な添削指導 |
ラーニングサイト21 | 43,600円 | 指導実績豊富な各専門部門の技術士講師が揃っている |
新技術開発センター | 25,400円~ | 技術士試験対策講座として50年以上の実績 |
それぞれに特徴があるため、気になる通信講座は資料請求してみてください。
【スタディング】合格に繋がる申込書や論文の対策ができる
出典:スタディング公式HP
料金 | 一般部門:29,700円~ 総合技術監理部門:28,600円~ |
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教材/テキスト | ビデオ講義・音声講義 |
合格率 | – |
サポート体制 | ・添削 ・質問 |
おすすめな人 | ・技術士二次試験の対策をしたい人 ・申込方法から知りたい人 |
キャンペーン情報 | ・春の合格応援キャンペーン ・10%オフクーポン ・スキルアップ割引 ・更新割引 ・法人割引 ・合格お祝い制度 |
- 申込方法から技術士二次試験対策まで内容が充実している
- 成績に合わせてAIが復習問題を作成
- 勉強仲間が集まるコミュニティでモチベーションアップ
スタディングは、技術士二次試験対策に特化した通信講座です。
合格につながる申込書や論文の書き方が、講師の動画でわかりやすく学べます。
AI機能が搭載されていて、成績に合わせた復習問題の作成やAI検索機能でスキマ時間も学習可能。
同じ技術士試験合格を目指す仲間とのコミュニティがあり、通信講座だからこそ下がりやすいモチベーションも維持しやすいでしょう。
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【アガルート】技術士第二次試験の試験内容を分けて学習できる
出典:アガルート公式HP
料金 | 第二次試験合格カリキュラム(20部門):32,780円~ 第二次試験合格カリキュラム(総合技術監理部門):38,280円~ |
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教材/テキスト | ビデオ講義・音声講義 |
合格率 | – |
サポート体制 | ・記述式の添削 ・マンツーマンサポート ・Facebook質問制度 ・模擬口頭試験 |
おすすめな人 | ・学習内容で選びたい人 ・サポート体制の充実さを求めている人 |
キャンペーン情報 | ・他資格試験合格者割引制度 ・再受験割引制度 ・他校乗換割引制度 ・家族割引制度 ・再受講割引制度 ・併願割引 ・ステップアップ割引制度 ・合格特典 |
- 20部門と総合技術監理部門から選択できる
- 添削や口頭模擬試験などサポートが充実
- 資料請求で講座やテキストを無料体験できる
アガルートは、第二次試験の試験内容である「20部門」と「総合技術監理部門」に分けて学習できる通信講座です。
添削や口頭模擬試験は、講師と連絡チャットでやりとりしながら直接指導してもらえます。
資料請求をすると講座やテキストを無料体験でき、受講前の悩みはオンラインで受講相談可能です。
内容に興味のある方は、まず資料請求で動画講義やテキストを確認してみてください。
アガルートが気になる方は、下記の記事もご覧ください。
アガルートの口コミ評判はこちら!
【SAT】ZOOMによる直接指導や添削などサポート体制が充実
出典:SAT公式HP
料金 | 一次試験過去問題解説講座:21,780円 二次試験:32,780円~ 総監部門:43,780円~ |
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教材/テキスト | ビデオ講義・音声講義 |
合格率 | – |
サポート体制 | ・添削 ・メール質問 ・ZOOMによるマンツーマン指導 |
おすすめな人 | ・サポート体制の充実さを求めている人 ・マンツーマン指導で学習したい人 |
キャンペーン情報 | なし |
- 講義時間が1コマ最短10分
- 暗記カードでスキマ時間に学習できる
- サポート体制が充実している
SATの講義動画は1コマ最短10分・最長30分と、集中して学習できるように工夫されています。
倍速や音声のみの学習も可能でき、移動中や作業中などスキマ時間に学習可能です。
スマホアプリをダウンロードすると暗記カードが利用できるため、テキストを持ち運ばなくても復習できます。
SATは「最大8回のZOOMによるマンツーマン指導」「最大30回のメール質問」「最大15回の添削指導」と、サポート体制が充実。
1人では難しい問題も実績のある指導者から直接指導が受けられるため、わからないを状態を放置せず試験対策できるでしょう。
【JETX】テキストとレポート提出のシンプルな通信講座
出典:技術士試験公式HP
料金 | 技術士一次試験対策講座「基礎科目・適性科目」:24,200円 技術士一次試験対策講座「電気電子部門」・「機械部門」:42,900円 |
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教材/テキスト | テキスト |
合格率 | – |
サポート体制 | – |
おすすめな人 | ・テキストで試験対策をしたい人 ・技術士一次試験の対策をしたい人 |
キャンペーン情報 | – |
- テキストとレポート提出というシンプルな内容
- 過去問題が充実している
- 部門に分けて学習できる
JETXは、テキスト2冊とレポート提出のみのシンプルな通信講座です。
技術士一次試験に対応しているため、これから技術士試験に向けて学習したい人におすすめ。
テキストは過去問題が充実していて、過去問題・解答・解説のみのテキストも購入できます。
過去問題を中心に試験対策したい方は、JETXを申し込んでみてください。
【ガチンコ技術士学園】学習力に合わせて選べる講義が人気
料金 | 8,000円~ |
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教材/テキスト | テキスト・セミナー講義 |
合格率 | – |
サポート体制 | ・過去問添削 ・論文添削 ・経歴書添削 |
おすすめな人 | ・A判定まで徹底的に学習したい人 ・通学のような学習体制が良い人 |
キャンペーン情報 | ・受講生割引 |
- 基礎コースや特別コースなど講座数が豊富
- A判定になるまで徹底的な添削指導
- 模擬試験の資料請求だけもできる
ガチンコ技術士学園は、各自で学習する基礎コースやセミナーや添削指導が受けられる特別コースなど講座数が豊富。
添削指導はA判定になるまで何度でも受けられ、第二次試験に必要な論文も添削対象です。
基礎コースにも添削指導を追加でき、独学で学習している方のために模擬試験の資料請求もできます。
講義はセミナー参加型のため、通学のような学習体制を求めている人におすすめです。
【ラーニングサイト21】指導実績豊富な講師の個別指導が受けられる
料金 | 43,600円 |
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教材/テキスト | オンライン講義・テキスト |
合格率 | – |
サポート体制 | ・添削 ・オンライン個人指導 |
おすすめな人 | ・部門別で学習したい人 ・講師による個別指導を希望する人 |
キャンペーン情報 | – |
- 最短3ヶ月の学習期間
- 部門別に徹底した指導が受けられる
- 指導実績豊富な各専門部門の技術士講師が揃っている
ラーニングサイト21は、第二次試験の対策ができる通信講座です。
学習期間は最短3ヶ月で、オンライン講義が受けられるプレミアム講座でも6ヶ月と短期間で必要な知識が得られるでしょう。
指導実績豊富な技術士講師が揃っているため、添削や個人指導を受けるとさらに理解力が高まるはずです。
技術士資格を最短で取得したい方は、ラーニングサイト21を申し込んでみてください。
【新技術開発センター】技術士累計合格数が日本一の通信講座
料金 | 25,400円 |
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教材/テキスト | セミナー講義 |
合格率 | – |
サポート体制 | ・添削 ・スクーリング |
おすすめな人 | ・実績ある通信講座を探している人 ・第一次試験から対策したい人 |
キャンペーン情報 | ・受講者特価 |
- 技術士試験対策講座として50年以上の実績
- 申込作成書や口頭試験の対策もできる
- 合格発表に関する情報をいち早く入手可能
新技術開発センターは開業50年以上の実績ある対策講座で、累計合格者数が日本一※の通信講座です。
(参照:新技術開発センター公式サイト)
講座はライブ配信と動画配信となっていて、在宅だけではなく会場でも受けられます。
第一次試験や第二次試験の対策だけではなく、申込作成書や口頭試験の対策も可能。
試験の合格発表に関する情報をいち早く入手できるなど、技術士の試験対策に徹底している点が魅力でしょう。
【JES】一発合格を夢から現実にする通信講座
出典:JES公式hP
料金 | トータルコース:232,960円 スタンダードコース:178,100円 模擬試験なしコース:123,000円 筆記試験対策コース:158,100円 1日(単発)コース:25,400円/日 動画コース:16,800円~95,200円 プレミアムコース:888,888円 |
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教材/テキスト | ・講演資料と動画 ・書籍によるテキスト |
合格率 | – |
サポート体制 | ・メールでの添削(コースによってはない場合あり) |
おすすめな人 | ・第一次試験から対策したい人 ・場所や時間を問わず学習したい人 |
キャンペーン情報 | – |
- 目的や予算に合わせた豊富なコースが選べる
- 元試験管を含む経験豊富な現役技術士による無駄のない学習プラン
- 担当講師が直接メールにて無制限の添削サポート
JESは、第一次試験・第二次試験どちらの対策も充実している通信講座です。
7種類の豊富なコースが用意されており、目的や予算に合わせて自由にコースを選択できます。
仕事など急な予定が入って参加できない場合も、講演動画が無料で配布されるなど、サポートも充実。
基本的にメールの添削は回数制限がなく、納得いくまでとことん付き合ってくれるのが魅力でしょう。
技術士試験の通信講座比較ポイント・選び方
今回紹介した8講座の比較ポイントや、自分に合った通信講座の選び方を紹介します。
どの通信講座に申し込むか悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。
講座費用を比較して選ぶ
講座内容が同等な通信講座なら、費用を比較して選びましょう。
第一次試験と第二次試験の平均費用を知っておくと、より通信講座のコスパがわかるからです。
第一次試験対策講座の平均 | 22,990円 |
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第二次試験対策講座の平均 | 28,526円 |
※平均は記事内の通信講座から計算しています
平均と比較すると、第一次試験対策には21,780円で受講できるSAT、第二次試験対策には24,200円で受講できるJETXがコスパの良い通信講座と言えます。
費用を抑えて技術士試験対策をするなら、紹介した中で割安な通信講座を申し込んでみてください。
教材や講義の内容を比較して選ぶ
技術士試験を初めて受けるなら、教材や講義の内容を比較して選びましょう。
技術士は難易度の高い国家資格のため、わかりやすい教材や講義が合格につながります。
上記のように、教材や講義の特徴でおすすめの通信講座は異なります。
自分の理解力に合わせた通信講座を選ぶことで、難易度の高い技術士試験も合格に近づくでしょう。
サポート制度を比較して選ぶ
第一試験と第二次試験を合格するためには、サポート体制が整っている通信講座を選ぶことが大切です。
技術士試験は筆記だけではなく、申込書や論文など問題以外も対策する必要があります。
テキストや過去問題で学習をしても、理解できない問題や1人では対策できない問題が出てくるでしょう。
通信講座 | サポート体制 |
スタディング | 添削・質問 |
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アガルート | 記述式の添削・マンツーマンサポート・Facebook質問制度 ・模擬口頭試験 |
SAT | 添削・メール質問・ZOOMによるマンツーマン指導 |
JETX | – |
ガチンコ技術士学園 | 過去問添削・論文添削・経歴書添削 |
新技術開発センター | 添削・オンライン個人指導 |
なかでも特に手厚いサポート体制が整っているのはアガルートやSATです。
その他の通信講座も添削や質疑応答など対応していますが、サポートを受けるために追加費用がかかる場合もあります。
サポート体制で選ぶ際は、内容の充実さや追加費用の確認もしましょう。
技術士試験を受ける上での注意点
技術士試験を受ける上での注意点を解説します。
2つの注意点を確認しておかなければ、技術士試験に向けて通信講座を申し込んでも損する可能性があります。
通信講座を申し込む前に、注意点を確認しておきましょう。
第一次試験・第二試験の両方の対策が必要
技術士資格は第一次試験と第二次試験の両方を合格したのち取得できるため、どちらも対策が必要です。
第一次試験が合格で第二次試験は不合格だと、技術士資格ではなく「技術士補佐資格」となります。
技術士補佐は、第一試験を合格するかJABEE認定課程を修了が取得条件です。
第二次試験を受けるには技術士補佐資格が必要なため、技術士資格の取得を目指すなら第一次」試験と第二次試験の対策をしましょう。
SATや新技術開発センターは第一次試験と第二次試験のどちらも対策できるため、これから対策する方におすすめです。
第二次試験合格には実務経験が必須
第二次試験を合格するには、技術士補佐の資格と実務経験が必須になります。
受験資格のある実務経験は、以下の通りです。
- 技術士補佐として技術士のもとで4年を超えるの実務経験を有す(総合技術監理部門は7年間)
- 職務上の監督者のもとで4年を超える実務経験を有す(総合技術監理部門は7年間)
- 科学技術に関する業務について7年を超える実務経験を有す(総合技術監理部門は10年間)
技術士補佐の資格を取得しても、すぐ第二次試験に挑めないため注意が必要です。
「期間が空くから」と直前に対策をしても合格は難しいため、第二次試験の対策には計画性を持って行動しましょう。
技術士試験は独学と通信講座どちらがおすすめ?
技術士試験は独学でも対策できますが、難易度の高い国家資格のため通信講座がおすすめです。
独学と通信講座の違いを表で紹介します。
独学 | 通信講座 | |
費用 | 参考書:2,000円程度 | 講座費用:8,000円〜 |
---|---|---|
メリット | ・費用がかからない ・自分のペースで学習できる | ・疑問点をすぐ解決できる ・プロから指導が受けられる ・モチベーション維持しやすい ・スキマ時間に学習できる |
デメリット | ・疑問をすぐに解決できない ・学習計画通りに進まない ・モチベーション維持が難しい | ・費用が独学に比べて高額 ・自分のペースで学習できない可能性がある |
技術士の合格率は、第一次試験40~50%・第二次試験10%と大きく差があります。
第一試験は独学でも合格しやすい難易度のため独学も選択肢に入りますが、第二次試験は通信講座の利用がおすすめです。
通信講座は「疑問点をすぐ解決できる」「プロから指導が受けられる」など独学にはないメリットがあります。
独学は1人で対策するため、モチベーション維持が難しく思うようなスピードで対策できない可能性もあるでしょう。
自分の性格や生活リズムを理解し、独学か通信講座かを判断してください。
技術士試験の基礎知識
技術士試験の一次試験は、受験資格がなく、誰でも受験可能です。
ただ、技術士の二次試験に関しては受験資格があります。
具体的には、技術士補となる資格(技術士一次試験を含む)を保有し、次のいずれかを満たすものです。
- 技術士補助として登録し、指導技術士のもとで4年以上の実務経験(総合技術監理部門は7年)
- 一次試験合格後、もしくは指定された教育課程修了後の期間に限り、職務上の監督者指導のもとで4年以上の実務経験(総合技術監理部門は7年)
- 一次試験合格以前、もしくは指定された教育課程修了以前も含み、指導技術士・監督者の有無を問わない場合は7以上の実務経験(総合技術監理部門は10年)
それでは、技術士試験の合格率と試験内容、難易度について詳しく見ていきましょう。
合格率
過去5年分の第一次試験の合格率は次の通りです。
年度 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
令和4年度(2022年度) | 17,225 | 7,251 | 42.1% |
令和3年度(2021年度) | 16,977 | 5,313 | 31.3% |
令和2年度(2020年度) | 14,594 | 6,380 | 43.7% |
令和元年度(2019年度) | 13,266 | 6,819 | 51.4% |
平成30年度(2018年度) | 16,676 | 6,302 | 37.8% |
出典:技術士第一試験 統計情報
第一次試験の合格率は、30%~50%程度で毎年推移しています。
この合格率からも、第一次試験は関してはしっかり対策をすれば、合格が見えてくるでしょう。
続いて、過去5年分の第二次試験の合格率を見ていきましょう。
年度 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
令和4年度(2022年度) | 22,489 | 2,632 | 11.7% |
令和3年度(2021年度) | 22,903 | 2,659 | 11.6% |
令和2年度(2020年度) | 20,365 | 2,424 | 11.9% |
令和元年度(2019年度) | 24,326 | 2,819 | 11.6% |
平成30年度(2018年度) | 25,914 | 2,355 | 9.1% |
出典:技術士第二試験 統計情報
第二次試験の合格率は、10%前後で毎年推移しています。
第二次試験の合格率が低いのは、総合技術管理部門の必須科目の一部を除き、全て記述形式の試験だからです。
そのため、テキストや過去問を丸暗記するような対策をしても合格が難しいです。
試験内容・試験日程
技術士試験は第一次試験と第二次試験、年に2回実施されます。
第一次試験の試験科目は「基礎科目」「適正科目」「専門科目」の3つで、マークシートによる択一方式です。
試験内容 | 配点 | 合格基準 | |
基礎科目 | 科学技術全般にわたる基礎知識 | 15点満点 | 50%以上の得点 |
適正科目 | 技術士法第四章の規定の遵守に関する適性 | 15点満点 | 50%以上の得点 |
専門科目 | 当該技術部門に係る基礎知識及び専門知識 | 50点満点 | 50%以上の得点 |
第一次試験では、全ての科目で50%以上の得点を取れば合格です。
1つの科目で満点を取っても、他の科目で50%未満の得点しかなければ不合格になります。
第二次試験は、筆記試験と口頭試験が行われます。
まず、筆記試験の科目は「必須科目」と「選択科目」の2つです。
試験内容 | 配点 | 合格基準 | |
総合技術監理部門を除く技術部門 | 必須科目 | 40点満点 | 60%以上の得点 |
選択科目 | 60点満点 | ||
総合技術監理部門 | 必須科目 | 100点満点 | 60%以上の得点 |
選択科目 | 100点満点 |
どちらも60%以上の得点を取れば合格です。
口頭試験は、筆記試験に合格した方のみが受験できる面接形式の試験になります。
技術部門 | 面接事項 | 配点 | 合格基準 |
総合技術監理部門を除く技術部門 | 技術士の実務能力 | 60点満点 | 60%以上の得点 |
技術士の適格性 | 40点満点 | 60%以上の得点 | |
(必須科目) | 総合技術監理部門技術士に必要な専門知識及び応用能力 | 100点満点 | 60%以上の得点 |
(選択科目) | 総合技術監理部門技術士の実務能力 | 60点満点 | 60%以上の得点 |
技術士の適格性 | 40点満点 | 60%以上の得点 |
各面接事項について60%以上の得点で合格です。
同一年度に筆記試験と口頭試験の両方に合格すると、第二次試験合格になります。
令和5年度の技術士試験の日程は、以下の通りです。
第一次試験 | 第二次試験 | |
受験申込受付 | 令和5年6月14(水)~6月28日(水) | 令和5年4月3日(月)~4月17日(月) |
受験料 | 11,000円 | 14,000円 |
筆記試験 | 令和5年11月26日(日) | 令和5年7月16日(日)~7月17日(月・祝) |
口頭試験 | – | 令和5年12月~令和6年1月までの間 |
合格発表 | 令和6年2月 | 令和6年3月(筆記試験は令和5年10月) |
技術士試験を受ける際は、第一次試験は11,000円、第二次試験は14,000円の受験手数料を支払います。
受験手数料を払い忘れると試験が受けれないため、必ず期日内に支払いましょう。
技術士試験の難易度ランキングを紹介
以下では、20部門ある技術士試験の難易度をランキングで紹介します。
合格率 | 部門名 |
20%~ | 船舶・海洋、航空・宇宙、繊維 |
---|---|
15%~19% | 機械、 金属、化学、林業、生物工学、原子力・放射線、総合技術監理 |
10%~14% | 資源工学、上下水道、衛生工学、農業、水産、経営工学、情報工学、応用理学、環境、 |
10%未満 | 電気電子、建設、 |
※参考:日本技術士会
日本技術士会が発表した「令和4年度技術士第二次試験」の統計情報では、合格率20%以上と高い部門は「船舶・海洋(27.3%)」「航空・宇宙(20.0%)」「繊維(27.3%)」です。
反対に合格率10%未満と低い部門は、「電気電子(9.7%)」「建設(9.7%)」となります。
合格率は受験者数と合格者数の割合で計算するため年度で誤差はありますが、難易度は変わりません。
自分が受ける部門の難易度を理解し、合格に近づくための対策を通信講座で行ってください。
難易度の高い技術士資格は通信講座で対策しよう!
技術士の資格取得には、第一試験・第二次試験の対策と実務経験が必要です。
とくに第二次試験の難易度は高いため、独学での合格は難しいかもしれません。
技術士第二次試験の対策をするなら、スキマ時間に学習できてサポート体制のある通信講座がおすすめです。
記事内で紹介した通信講座はそれぞれ特徴があるため、自分に合ったものが見つかるでしょう。
ぜひ気になる通信講座の資料請求から始めて、難易度の高い技術士の資格取得を目指してください。